今の自分の生き方について考えてみるきっかけとなりました。
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先の大戦についての是非を単純に体験から振り返るというたぐいの本ではなく,1将校としてニューギニア戦線に参加された筆者が淡々と当時の状況(戦闘,病気,負傷,食料,戦友等の死去等)を細かく伝えられたものです。悪化する戦況の中にあるニューギニア戦で何が起こっていたのか,自分自身ではどうしようもない中におかれた時に感じられたこと等,本文を読み進めるにしたがって知ると,今の自分が如何に甘い環境で,不平不満を言って生きているのか等考えさせられました。私は,この本で混沌とした今を生きていくための頑張る力が出てきました。