102人の世界の歴史に登場する女性たち
★★★☆☆
この本は、薄さにして約1センチちょっと。
その中に、世界の歴史的な悪女・美女が、102人紹介されています。
どなたかも書いてらっしゃいましたが、短いと1頁に1人の紹介になります。
長くても数頁足らず。
著者の価値観と解釈で、悪女と美女は分けられているということ。
写真は無く、イラストなので、皆、美しく描かれています(苦笑)
1人1人の物語を詳しく知るには、あまりにも文が短く、はしょられているのですが、世界の歴史上のあまたの女性のおおよそ(つかみ?)は、知ることができます。
興味のある方がいらっしゃったら、改めてその小説なり風聞記なりを探して読むといいと思います。
あまり肩がこらないし、1人にあてた頁が短いのと、薄い本なので、通勤途中、電車などで読むといいかもしれません。
もう少し厚くても良いので、1人1人の紹介が長かったら、そしてイラストでなく写真が利用されていたら、★5でも良かったです。
世界の美女、悪女が大集結
★★★☆☆
タイトルの通り、世界中の美女と悪女が102人も!
もちろん、このページで102人ともなれば
一人々にページを割くことは出来ません。
1人に少なくて1ページ。
多くても4ページ。
大方、見開きの2ページです。
じっくり読みたい時にはむきませんね。
(私は、休憩タイム用に買ったのでちょうどイイ感じでした。)
有名所のクレオパトラやアントワネット、ジャンヌダルク、楊貴妃…
これと言った目新しい話はありません。
入門書という程では無いですが、とっかかり的な感じ。
有名所の方は、大抵何かで読んで知っていましたが
まったく知らなかった人もいて、その点では新鮮味がありました。
ヨーロッパに限らず、日本、中国、韓国、アフリカetc…。
かなりバラエティーに飛んでます。
何を持って「美女」なのか「悪女」なのか?
その境界線は、色々考えさせられます。
この本も、2つのカテゴリーのみに分けられてますが
一体どっちに入れれば?という人も多かったんじゃないでしょうか。
権力を握って、駆使する強い女もしかり。
男の影で、政治を操るしたたかな女もしかり。
男の為に、身を滅ぼす女もしかり。
ついつい、「悪女」の方に魅力を感じてしまいますが。
イラストは、このシリーズはみんなこんな感じですが
やっぱり美化されすぎて、現実感が無いですね。
イメージっぽさは出てますが。
全体を通して、本当に簡潔にまとめてありますので
歴史に興味を持ち始めた人などは、この本で印象に残った人を
又、違う本で詳しく読んでみるにはいいかもしれません。
一人々のページ数が少ないので、かなり内容がはしょりすぎて
史実と違う点が、何箇所かありましたので
(ルイ14世の孫がルイ16世…など)
☆3つで。
はあ〜こんな人も居たんだな〜。と思う一冊でした。
★★★★☆
タイトル通りまさにこの一言に尽きますね。
ほかレビューと同様に内容は完結にまとめられ凝ったモノ。とは居えませんが浅学程度にはなるとは思います。
華やかなりし、歴史的女性の紹介絵巻
★★★★☆
歴史的に有名な女性を「美女」「悪女」に分け、彼女達の人生を短く紹介する歴史雑学本です。
はっきりいって特に何に役立つというわけではないですが、、面白いです! 現実は小説よりも奇なり、とはよく言ったものだなあとしみじみした気分になります。
ただし、美女と悪女の分類基準は曖昧です。推測するに、著者の「美女」の基準は、容姿端麗であることの他に、才女/深い教養を備えていること、人道上正義と考えられることを成した、慎み深く一途な愛に生きた、、などを取り混ぜたものであると思われます。従って、この人は「善い女性」であったとは聞くけど「美女」ではないのでは??と思ったりすることがあります。逆に「悪女」に分類されてはいるものの、「美女」に区分してもよいような…という女性もいます。
特に有名な人物としては、"美女"として、「ブーリン家の姉妹」でナタリー・ポートマンが演じて話題になったアン・ブーリンや、その娘で女王としてイギリス全盛期を築いたエリザベス1世、絶世の美貌の王妃として名高いオーストリア皇后エリザベートなど。"悪女"としては、女スパイとして処刑されたマタ・ハリや、唐代の女帝・武則天、ロシアのエカテリーナ女帝などが登場します。
美女ゆえ悪女になるのか、悪女が魅力的なのか
★★★★★
古代、女性には自由と権力がなかった。
それらを手に入れるためには男性の寵愛を得るしかなかった。
そのために、夫や子供を殺す人、近親相姦をいとわない人もいた。
一方で、夫を支えた人、信念を貫いて国の地盤を固めて国民から尊敬された人もいた。
生き方は一人一人違う。
だからこそ辛くもあるし、楽しくもある。
簡単に読めて、しかも、学校で習う歴史の裏側を知ることができる、お得な1冊。