アニメ「結界師」のEDテーマ。

ケーナという楽器が使われていて、異国情緒漂う印象的なメロディ。
透明感あふれる声が雰囲気を高めています。
以前、歌詞の詰め込みが気になっていたことがあったんですが今作はそれもありません。
今回はご本人が作曲も手がけているからかな？
愛子さんが書く歌詞は素直で優しく、メッセージ性に溢れています。

サビの「世界中どこを探しても　あなたの代わりはいない」
という言葉が、重みのある言葉なのですが、とてもすんなり入ってきました。

ジャケットの愛子さんがひたすら可愛くて憧れます(>_<)

歌い出しがどう聴いてもルンバのメロと一緒。無意識でしょうがそこが失敗ってことでマイナス1。

しかし全体を通してアンデスを思わせる素敵なアレンジ。歌自体は正直上手いとは言えませんが、彼女は'楽器の音'を大切にする数少ないアーティストだと思います。今回は作曲も手がけてますね。聴いていて心地良い曲です。
カップリングの2曲も秀作です。ただサクラサクのラテン系なアレンジは琴など日本の楽器にした方が歌詞にもしっくりくるのでは?と個人的に思いました。

北原愛子通算14枚目のシングルでアニメ「結界師」のエンディングテーマにもなっています。
ここ最近の中でも詞、曲が充実した1枚です。
異国の匂いを感じるイントロから惹きつけられ世界中どこを探してもあなたの代わりはいない以降のくだりの詞は良いですね。
なんとも詞曲がマッチしていて物語のようです。

そしてカップリングの出来もとてもいいです。
「サクラサク」は社会にでた一人の人間の視点から描いた物語になっておりサクラをテーマに
夢を忘れないでという北原さんからのメッセージが込められている気がします。

「この空の下で」は失恋した時の痛手を受け止めることができる強さと相手の幸せを願う
ことができる強さを持ちたいという純粋な気持ちが込められてると感じました。
曲がまたなんとも儚さを表現していて北原さんの声がとても優しく感じられます。
カップリングの両曲とも詞が物語のように描かれていて世界観に入りますね
コンセプト、詩曲とも充実しているなと思います。

これはオススメです。