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小説 蒲生氏郷 全一冊 (集英社文庫)

価格: ¥1,000
カテゴリ: 文庫
ブランド: 集英社
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近江商人の話がおもしろい ★★★★☆
 氏郷の生涯よりも、仁右衛門をはじめとした近江商人についての話の方が興味深かった。近江商人がいかにして勢力を伸ばしていったのかということがよく分かった。近江商人の精神は、現代でも十分通用する「お客様本位」の考え方であった。
 氏郷が、日本で三本の指に入る石高を誇る大名だったということすら知らなかったので、ずいぶん勉強になった。
 それにしても、童門さんの作品には含蓄がある。
蒲生氏郷が良くわかりました ★★★☆☆
蒲生氏郷は、秀吉が天下人だったころの一時期、全国第3位の石高を誇る大大名だった。その割にはあまり戦国大名として有名じゃない。なぜだろう?

優秀でよく働き、なんでもそつなくこなすスマートさを持ち合わせ、報酬もかなりもらっていた。出自も立派だし、信長の娘を嫁にしている。まったく、天下をとっても全然おかしくない人物。

しかし、人を押しのける図々しさを持ち合わせなかったためか、あるいは、それを表に出すことを恥としたためか、その時々の有力者のために一生懸命働き、結局、働きすぎで若くして過労死。さらに、その「そつのなさ」が裏目に出て、あまり人々の印象に残らず、忘れ去られてしまった、といったところか...