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GRAVITY

価格: ¥2,400
カテゴリ: CD
ブランド: ヴィレッジ・レコード
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一味変わった、カッチリ風味のアルバム、悪くは無い・・・が・・・ ★★★★☆
Saxが本田氏から宮崎氏へ、Kb.が和泉氏から難波氏に交代し装いも新たに再スタートを切ったアルバムです。
(しかし難波氏はこの1枚のみ、またバンド形態としてもこのアルバムを含め3枚のみで、長くは続きませんでしたが)
これまで以上にカッチリした雰囲気というか、モダンというか、わかりやすいメロディよりはアンサンブル重視、というイメージに変化してきたように思います。
その分、ぱっと聞いて良いメロディだな、というようなスクェア的判り易さが薄れてきてしまったのが少し残念。

その中でも、2.と8.は今までのスクェアらしさを残した良曲です。(ただ8.はちょっとリバーブかけすぎのような気がします。最後のドラムソロなんて響きすぎてわけがわからない。もっとスパッとした切れ味があれば・・・)
また、5.は安藤さん必殺のバラード、名曲です。
ただ「TRUTH」的ロックンロールは無くなってしまったし、ここでもう1、2曲決め手が(例えば和泉さんのさわやか系名曲や、本田さんのハイテク系名曲に匹敵するようなキラータイトル)あれば星5つなんですが、それは求めすぎなのか?

ボーナストラックで、超ゴージャスメンバーによるジャパソが収録されていますが、やはりスタジオ録音では迫力に欠ける印象があります。やはりこの曲はライブでバトルしてくれないとね!

続く2作「Sweet and Gentle」「T-SQUARE」も、このアルバムの手法を突き詰めたような作りですので、このアルバムが気に入ればそちらも聴かれると良いかもしれません。
過小評価が残念な素晴らしい作品 ★★★★★
本田、和泉が抜けて新たに宮崎隆睦(Sax,EWI)と難波正司(Key)を迎えた1998年のアルバム。グループとして新しいステップをという意気込みを強く感じる。全体的にトーンも明るく曲も良い。作曲は安藤氏だが宮崎氏の定番的ナンバー「Sailing The Ocean」をはじめ、重圧かつテクニカルなベースソロから始まる須藤氏のかっこいいナンバー「Explorer」。そしてやさしい息吹を感じる則竹氏の「The Forest House」と、特にT-SQUAREファンなら知らないともったいない作品ばかりだ。圧巻はラスト「Japanese Soul Brothers」であろう。ライヴでは定番ナンバーを初めてスタジオレコーディングしたのだが、1998年のメンバーばかりではなく、歴代のメンバーである本田雅人、伊藤たけし、久米大作、宮城純子、和泉宏隆、河合誠一、長谷部徹、田中豊雪、仙波清彦、御厨裕二が参加した9分以上の大作に仕上がっている。
ひとりでも多くの方に触れて欲しい作品である。