ショパンとサンドに関心のある人にお勧め
★★★★☆
今年はショパン生誕200年、音楽界や出版界でいろいろな企画が立てられている。
本書はショパンとジョルジュ・サンドのマヨルカ島からノアンにあるサンドの館への旅を追いながら、二人の交流とショパンの音楽誕生の「奇蹟の一瞬」を描いている。
9章ある各章ごとに、テーマとなるショパンのピアノ曲が割り当てられて、音楽を聴きながら文章とよく撮れた現地の写真を楽しむことができる。贅沢な旅気分に浸ることができよう。附録のCDには前記9章分の曲の他に6曲、合計15曲入っている。ピアノはアシュケナージとアルゲリッチ。