1作目のmotoGPを発売前にサーキットに持ち込み、パドックで現役ライダーにプレイしてもらったら「これはすごい!リアルだからコースを覚えるのにもいい」と言って買って帰ろうとしたそうです。その3作目が本作。
3作目という事で、グラフィックや質感、フロントフォークやリアサス、ライダーの動きなど細かい部分で「リアル感」を感じる部分はそのままに、グラフィックも正常進化し、PS2のバイクゲームでは間違いなく一番キレイです。排気音だってイイ。コースにしても排気音にしてもナムコスタッフの努力で、実コースの地道な測量、排気音のサンプリングを行っているそうです。
コースは全15コース「鈴鹿(日本)、ポールリカール(フランス)、ヘレス(スペイン)、ドニントンパーク(イギリス)、ツインリンクもてぎ(日本)、カタルニア(スペイン)、アッセン(オランダ)、ザクセンリンク(ドイツ)、ムジェロ(イタリア)、ルマン(フランス)、ブルノ(チェコ)、エストリル(ポルトガル)、バレンシア(スペイン)、フィリップアイランド(オーストラリア)、セパン(マレーシア)」で、十分楽しめます。
ただ、来シーズンのmotoGPは全17戦で、前述の鈴鹿、ポールリカールが無くなり、暫定ではジャカレパグア(リオ)またはウェルコム(南アフリカ)、上海(中国)、ラグナセカ(アメリカ)、ロイサワ(カタール)が追加となっていますので、完全にリアルmotoGPとは参りません。とはいえ、伝説のライダーを含め、実名のライダー達と共に走れる事はmotoGP好きなら垂涎ものでしょうし、この手のゲームはリプレイが重要、という方にはこれ以上のバイクゲームはありません。
自分の乗ってるバイクじゃなくてもいい、リアルシミュレーターじゃなくても「っぽい」ならいい、やってて面白いバイクレースがしたい、かっこいいリプレイが観たい、排気音もリアルで!!という方に是非おすすめします。
GSV-RやZX-RRでも頑張ればRC211Vに勝てちゃうところも
「やさしいなぁ~ありがとう!!」という感じでGOOD。
コースの再現度、操作性については文句無しです。
チャレンジをクリアすると実際のmotoGPの画像や映像が見れるのも
最高です。
良くない点は、燃料を95%くらいに設定してレースをするとなぜか
スタートからぶっちぎられて苦しい追い上げをしなくてはいけないところ。
全員同じ条件のはずなのに・・・。予選以外はOFFにしてます。
CPU車もこちらのモードに合わせてくれるなら最高ですが・・・。
燃料よりもタイヤの磨耗を表現したほうがよかったと思います。
後排気音がデジタルチックでショボイです。もっと爆音で色んなノイズが欲しい。
そして売りの一つであるコクピット視点は、使えません。
バイクのバンク角と画面の傾きが同じでリアルとは言えません。
ヤジロベーみたいな動きになってしまっています。
私がバイク乗りだからかもしれませんがまともに走れません・・・。
視線をもっと研究して欲しいです。
あとチャンピオンになった時もっと祝って欲しいです(笑)
今後DUCATIやモリワキなども加えて(2ストも残して)次回作が
でることを心から期待します。
なんかクレームみたいになってしまいましたが間違いなく「買い」です!