遊んでみて特に進歩したと思えるのは、ウェットコンディションでの走行が可能になった点。スリッピーな路面のうえでモンスターマシンを操るときのスリルは、通常のレースとは違ったおもしろさがあり、プレイヤーを夢中にさせてくれる。また、オランダのアッセンや、スペインのカタルニアなど、新たに5つのサーキットが追加され、全10コースとなり、全体的なボリュームがアップしているのもうれしいところ。もうひとつ、リプレイのときのカメラの演出にもさらに磨きがかかり、まるで現実のTV中継を観ているような臨場感を味わえる点もいい。(柏木ゆう)
コースも前作の5コースからさらに5コース「カタルニア(スペイン)、アッセン(オランダ)、ザクセンリンク(ドイツ)、ムジェロ(イタリア)、ルマン(フランス)」が追加され、全10コースに。
さらにライダーにアクション(ウイリー、ガッツポーズなど)をさせるアクションボタンが追加、おまけに雨まで降ってしまいます。
特筆すべきは「伝説」と言われるGPライダーが登場することです。実際のWGPを知らない方には「なんのこっちゃ」ですが、知っている方には垂涎のライダー、「スペンサー、ケニーロバーツ、ウェインレイニー、ケビンシュワンツ、マイケルドゥーハン」が登場します。個人的には3年連続ワールドチャンピョンになり、4年連続に向け戦っていた途中、レース中の事故により下半身付随になってしまったウェインレイニーが登場し、共に走れる事は涙物です。
このレビューを見て「欲しくなった」方には、レジェンズも登場し、コースもさらに増えたmotoGP3をおすすめします。
ただしmotoGP3はレギュレーション変更の為、2スト、4ストマシンの混合になっていますので、2ストオンリーのmotoGPを楽しみたい方には本作をおすすめします。
ゲームとして楽しもうと思っている人にはやや魅力がないかもしれません。
敵のライダーにもっとわかりやすい個性があれば
もっと楽しめたと思えるだけに惜しいと感じました。