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孟嘗君(5) (講談社文庫)

価格: ¥630
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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孟嘗君 ★★★★☆
『助けてくれた人に礼をいうより、助けてあげた人に礼をいうものだ』
という、最後に白圭がいうこの言葉はとても深いです。

この父があっての孟嘗君だったのかなという気がします。

そして、国という形にこだわらず、人を愛し、
千人の食客に慕われた孟嘗君の生き方もとても魅力的です。

たぶん、何か形あるものを所有することにこだわらなかったからこそ、
本当に多くの人に影響を与えることができたのではと思います。

何の地位も求めず、仁と義をただ求めた生き方は
とてもすがすがしいです。

他にも、孫ピン、商オウなど、後の時代にも影響を与える人が
たくさん出てきます。

ただ、いろんな人がたくさん出すぎて、孟嘗君の魅力が
いまいち伝わりにくい感じはします。
実際、「楽毅」を読んだ時の方が、孟嘗君のこの時代における偉大さを
感じました。

実際、斉のビン王の暴走を止められなかったとも考えられるし、
晩年はあまりその力を発揮し切れなかったのかなとも
思えます。

でも読んだ後、こんな心の大きい人物がいたら、会ってみたいなあと
いろいろ想像しながら、思ってしまいました。


『孟嘗君』(1/2/3/4/5) ★★★☆☆
孟嘗君を取り上げた内容なのですが、実際は白圭の素晴らしさばかりが際立っており、孟嘗君の偉業よりも勝って感じられました。
終盤は展開が駆け足のように感じられて、読み終えたときの感慨も深くないものでした。
とても評価のし難い作品だと思います。
戦国時代の名宰相 ★★★★★
嘗邑という土地を与えられた田文は孟嘗君となった。
魏・斉・秦の宰相となったというから半端なく凄い。
3国の宰相に請われてなるなんて格好良いじゃないですか。
5巻は孟嘗君の活躍が気持ち良い。

三国志の劉備や曹操が活躍した時代よりも500年も前、キリストが生まれる300年も前にこんな人がいたんですねぇ。
中国の歴史は恐ろしく深い。

財産は「人」であると数千人の食客を大事にし、仁政を行った彼の存在感は大きい。
王にうとまれ、小国に帰ったあとも、彼の生きている間、大国は手を出せなかったそうだ。
このことを取っても彼の存在感がいかに大きかったかが分かる。
3国の宰相に請われた彼にぜひ日本の首相もやって欲しいと思った。
冒険活劇  ★★★★★
有名な割に実像がわからない孟嘗君の
物語です。
全編を通して、躍動感があり
飽きない構成になっています。

特に孟嘗君の義父である白圭の活躍は
主人公を凌ぐものがあり、
大きな柱となっています。

そのほかにも孫子や蘇秦など
もりだくさんで楽しめます。
なめとんのかい ★★☆☆☆
戦国オールスター、宮城谷版大甲子園とでも言うのだろうか。
最初のうちはまだしも商鞅が出てきた頃から読むのがつらくなった。そして蘇秦張儀が出てきた所でもう読む気が無くなった(と言いつつ一応最後まで読んだのだが)
いくらなんでもやり過ぎだろう。なめとんのかい。

この小説の欠点として良く「小説のタイトルを『孟嘗君』じゃなくて『白圭』にすべきだろ」と言われる。それ自体には賛成だが、別にそれは欠点ではない。

あと最後にいきなり孟嘗君を擁護するために司馬遷私怨説を唱えるのにもずっこけた。