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孟嘗君(2) (講談社文庫)

価格: ¥630
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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『孟嘗君』(1/2/3/4/5) ★★★☆☆
孟嘗君を取り上げた内容なのですが、実際は白圭の素晴らしさばかりが際立っており、孟嘗君の偉業よりも勝って感じられました。
終盤は展開が駆け足のように感じられて、読み終えたときの感慨も深くないものでした。
とても評価のし難い作品だと思います。
風洪の周りに人が集まる ★★★★★
快男子風洪(ふうこう)は、義弟公孫鞅(こうそんおう)の影響で学問を志す。
公孫鞅の師であるという尸佼(しこう)を探す旅がなかなか面白い。

尸佼の下で学びながら風洪は、公孫鞅の立法に立ち会う。
公孫鞅の作成した法令に接し、公孫鞅の道と己の道は異なることを知る。
風洪は仁の道を行くことを決意し、士分を捨てて商人・白圭(はくけい)と改名する。

白圭の仁の道が、田文にどうつながっていくのかを読んでいくのが楽しかった。
また、ここから、孫ぴん大救出活劇となる。
白圭の周りには、孫ぴんしかり、公孫鞅しかり、自然と世の天才たちが集まってくるのが楽しい。
為政者の理解 ★★☆☆☆
孟嘗君自身の描かれ方は悪くありません。
しかし、風洪という人物が余りにも君主・学者の意義を理解していません。妹の悪事を罰した太子を酷薄であると決めるけるのは、著しく公平性に欠けており人物としては不快です。
さらに、太子に近い学者にも正当なる評価をあたえていません。
ですが、全体の流れは悪くない作品だと思います。
傑作 ★★★★★
宮城谷文学が好きで、ほとんど読んでいるが、孟嘗君はその中でも最高傑作に入るだろう。司馬遼太郎における「坂の上の雲」みたいなものだと思う。
創作もかなりあるのかもしれないが、戦国の世に生まれて、こういう強く正しい生き方ができたというのはまさに超偉人である。
ちなみに孟嘗君は宮城谷作品の中でしばしば出てくる(例えば「楽毅」など)ので、合わせて読めば時代背景も人物の偉大さもよく見えてくるだろう。