「幼年編Ⅰ」から始まり、「幼年編Ⅱ」「少年編Ⅰ」「少年編Ⅱ」「成長編Ⅰ」と続いてきた本作品は、本編がシリーズ第6作。主人公倫太郎らの成長ぶりも描かれているが、焦点が教育の問題へと大きく絞られている。学校で起きた非行問題にまともに対応できない教師。対応しようと苦悩している教師。あんちゃんが過労で倒れたり、倫太郎の周辺も慌ただしくなり…。
会話文が多用され、ストーリーの進展に若干たるみが見られるものの、子どもに向けられた著者の優しい視線が伝わってきて、描かれた教育の現状に憤りすら感じてしまう。「自分に何ができるのか?」そんな倫太郎ら中学生の気持ちは、きっと生涯忘れてはならないものなのだろう。いや、生涯忘れられない、誰もが問い続けるモノなのかもしれない。子どもの優しさや教育、もっと素直に「生きること」について考えさせられる。(佐々木 陸)
決して後ろを振り返らない・・・そんな倫太郎達の行動力に感服!
今回は、あんちゃんの経営している本屋「いえでぼうや」の外回りの手伝い。
彼らの感性で、本の紹介する場面なんかは「さすが!」と・・・
ミツルが紹介しているまどみちおさんの「おならはえらい」は無条件で納得できて、私も『読んでみたい』とおもいました。
一方、校内で起きたの暴力事件でも、「!自分達に何ができるか・・」を自問自答しながらも、体当たりで向かっていく彼等と周りの大人に、ドキドキ・ハラハラ・・・今後の展開が目を離せない1冊です。
今回は、ミツルの活躍がひかります!
あの4人組の哲学というのか生き方はとても13歳の子供が考えるとは思えないほど深い物です。でもきっと、周りの環境や、影響によって、柔軟な子供たちはいくらでも成長していけるということなんでしょう。輝ける子供たちの瞳を心から大切にしたいと思います。
まずは自分も学習です!!