量子論とか、熱力学等必要な知識も軽く説明してあります。
数式を軽く交えながら、かなり、分かりやすく、イメージがわきやすいように説明してある印象です。
また、コラムで、物理学者間の交友録等も、おもしろおかしく紹介されています。想像の及ばなかったところも、いくつかありますが、「宇宙の不思議、不思議」が垣間見れた気がします。ど素人ですが、楽しく読めました。
それは必ずしも本書が良書ではない、という訳ではなく、
あくまでもホーキング理論の入門書だから、に他なりませんが。
本書では“ホーキング放射”として定着したブラック~~ホールの蒸発と
、“無境界仮説”として知られる虚時間による宇宙の起源記述を
中心に解説されています。
個人的にはもうひとつ分かりにくいブレーン宇宙論についても
もう少し突っ込んでほしかったのですが、入門書なので仕方ないところでしょうか。
私にとって面白かったのは、ホーキングの人柄や身辺を書いた部分。
これは自著からは分かりません~~から。
離婚&再婚していたことも知らなかったし…。~