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ユニクロ症候群

価格: ¥1,575
カテゴリ: 単行本(ソフトカバー)
ブランド: 東洋経済新報社
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読み応えのある一冊 ★★★★★
膨大なデータに少し面食らったが、読み進むにつれ本書がユニクロをモチーフにした現代ファッション業界全体の「現在」を鮮やかに描ききっていることに気がついた。

その行き着く先が第7章「退化する消費文明」に明快に示されているが、著者が淡々と指摘する多くの問題点に実は数多くの解決のヒントが隠されていると感じた。いまさらユニクロなんて・・・という人には是非お勧めしたい一冊。
時代とファッションへの感性には感服しますが、、 ★★★★☆
ファッションアナリストとして、時代の流れを敏感に感じ取り分析してくれる小島さんには以前より注目しております。
ユニクロの外面的分析はまさにその通りでしょう。たぶん多くの人が漠然と感じてたことを明確に論理立てていただいたことに感謝します。ユニクロはお洒落ではありません。それは社長を見てわかるように、ファションセンスがありません。大変失礼ですが田舎の小綺麗なおじさんがちょっと頑張ってみましたという程度です。彼自身がファッションの方向性などには興味が無く、如何に売るか利益を上げるかにほとんどの興味を割いている以上、止む得ないのは事実です。いまどき、ユニクロに期待しているのはベーシックなものが安いか否かで、それ以上を求めている人はいません。
そこでこの本に期待していたのはユニクロの成り立ちのその本質と社長の内面です。しかしそこまでの掘り下げが無かったのが唯一の残念なとことろ。
ここまでユニクロを書けるのであれば、さらにもう一歩踏み込んで欲しかった。
でもとても良い本です。
小島さん、今後も期待しています。
今までの「ユニクロ分析本」にはなかった視点。 ★★★★★
本のタイトルだけ見ると一見「ユニクロ批判」の内容に思えるが、
そうではなく、ユニクロの事例を通じて、
日本の消費者へ警鐘を鳴らしている1冊なんだと、
読み終わってから思った。

ユニクロが台頭してきたこの10年間で、
アパレルメーカーや小売店がどう変化(縮小)したか、
という分析も面白かったが、

後半の、家電や自動車業界との比較や、
韓国企業を例に持ってくるあたりが、さすが小島氏だと思った。

ここ数年、いろんな面で韓国に追い抜かれていると
言わざるを得ない日本の現状に、個人的に焦りを感じていたので、
サムスンやイーランドグループなどについて書かれた部分は
非常に共感するところが多かった。

感性が退化しつつある日本の若者、
韓国・中国に追い抜かれている現状を認識していない日本人。
海外進出に本気で取り組むしか、生き残る道はない。

この先の事を考えると、少し心配な気持ちにはなるが、
わかりやすく、日本の現状を教えて頂ける本だ。

専門用語もあまり使わず、データを沢山用いて、
わかりやすく噛み砕いて書いてあるので、
アパレル業界以外の人が読んでも面白いと思う。

久々に、集中して読み切ることができたビジネス本だった。
5兆円行けるか?ユニクロ ★★★★☆
業界関係者だけでなく、一般的に気になる話題なのではないでしょうか。

経済環境、社会現象、競合グローバルSPAやその他ブランドとの比較、
各国の消費者像などから、本当に5兆円いけるか?を検証しています。

多くのデータ交えた客観的な解説も非常に分かりやすく、
かなり細かい取材と分析をされたのではないかと思いました。

日本のファッションビジネスで独り勝ちしているユニクロですが、
本書からは「ユニクロしか無いの?」「どうした!他のブランド!」
という無念を感じてしまいました…。

いやいや、これで奮起するブランドも必ず出てくるでしょう!

ファッションビジネスの今が学べますし、異業種の方が読んでも
興味深い内容だと思います。
ユニクロ賛美の本とは一線を画する著書 ★★★★☆
世の中に溢れるユニクロ賛美の「解説本」とは視点が違う著書である。

今や超巨大企業に成長したユニクロのビジネスモデルをわかり易く解説した上で、ギャップ社等世界の先駆者との比較により、その弱点や問題点まであぶり出している。

また、ユニクロ急成長の背景として、若者の感性退化(デジタル圧縮化?)をいの一番にあげているのも著者独自の観点で面白いと思う。古き良きアナログの世界や時代を慈しむ私には共鳴出来る論調だ(笑)

なんにせよ業界人のみならずビジネスモデルの研究に興味のある人々には一読をお勧めしたい。