絵画を楽しむための第一歩である構図のエッセンスを一目で理解できる本。
この本を見てから美術館に繰り出せば、今までよりずっと製作者の意思・絵画の世界・楽しさを理解できるはず。

水平線、垂直線、黄金比、遠近法、導線、対比など、構図・構成の基本概念の解説にはじまり、多くの画家の作品などの実例を紹介しながら、実際の作品の中ではどのような構図が用いられているかが解説されている。カラー実例が多数収録されており、眺めているだけでも楽しめる。私は趣味で絵やイラストを描いたりCG制作をしているが、この本に出会ったことで、より自分の意図するイメージに合った構成を探すことができるようになった。