エクストラ・トラック1曲で、アップグレイド盤とも言うべきもの。
★★★★☆
国内盤は廃盤になっていますが、この輸入盤は1998年11月に、24 bit でリマスタリングされ、エクストラ・トラックを1曲追加した、「アップグレイド盤」とも言うべきものの再発(2008年4月発売)です。
このアーティストのCDについては、一部のタイトルが、エクストラ・トラックを追加した「アップグレイド盤」として国内盤が出回っていますが、芸歴が長くなり、発売タイトル数も多くなってくると、ベスト盤が出る頻度は上がっても、初期の頃のオリジナル・アルバムはなかなか再発されないという状況になってくるようで、このタイトルも今のところ例外ではありません。メーカーさんには一日も早く国内盤の発売をお願いしたいです。ところでこの輸入盤には珍しく歌詞カードが付いているので、歌詞を見ながら口ずさみたい人にも親切です(国内盤にはほぼ必須の解説書はありませんけど)。
収録曲の殆どがバラードという編成は、この歌手ならではとも言えますが、昔はともかく、こんな甘いルックスでこんなバラードを目の前で歌われたら、現代の人々はかえって笑っちゃったりするんでしょうか。
個人的には「Old Songs」「Somewhere Down the Road」「No Other Love」がお勧め。特に「Somewhere... 」の歌詞にある、「僕たちは正しい(本当の)恋を、正しくない(時に叶わない)時期にした」「いつか僕たちのそれぞれの道は互いに再び交差するだろう、それがいつだろうと僕は全く気にしない」といった下りは、自分にとって最上と思えた恋が成就しなかった人、いつか再びその恋が復活して欲しいと願っている人にとっては、身につまされるナンバーです。
詩的でロマンティックなアルバム
★★★★☆
~多くのひとが認める通り、マニロウのアルバムの中ではもっとも詩的でロマンティックなアルバム。武道館でのライブでは "Fools get lucky" や "No other love"~~ が効果的に歌われていた。それまでのような声量を生かして歌い上げるようなバラードではなく、目の前にいるひとりに語りかけるような歌が多く、曲調も切ないものが多いという点でそのような評価になるのだと思う。詩的であると同時に「私的」なのだ。
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このアルバムが出た当時はちょうど秋で、録音も何か乾いた響きがして、すごく印象深い記憶がある。これからの季節にはおすすめの1枚です。~
自分の気持ちを代弁してくれてるみたいだ
★★★★★
その昔、ラジオでこのアルバムの特集を聞いた時、まさしく当時の自分の
心境に合っているので、レコード屋さんに思わず予約したのを思い出します。
(邦題は「愛はあなただけ」っていうので照れくさかったですけどね)それの
CD盤という事で一見ならぬ一聞の価値ありですよ!!
すんごいロマンティックなバラッド集
★★★★★
バリーにとって10枚目のアルバム。このアルバムからロン・ダンテと袂を分かち、自身のみでプロデュースしたアルバム。Let's Hang Onなどの例外もあるが、バリーのアルバムでは最もロマンティックで、美しいバラッドが聴ける。The Old SongsやSomewhere Down The Roadなどのヒット曲ばかりではなく、Fools Get Lucky、Let's Take All Nightなどロマンチックな気分になること請け合い!1981年発表作品。