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Beach Boys Concert / Live London

価格: ¥1,159
カテゴリ: CD
ブランド: Capitol
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ほとんどどこのバンドでもそうだったように、60年半ばのライヴでザ・ビーチ・ボーイズに期待されていたのは、ヒット曲を生で演奏するということだった。ブライアン・ウィルソンがスタジオで構築していた今までにないほど飾り立てた調合物を持ってこようというのはなかなか思い切った考えである。実際を言うと、1964年の“コンサート”がザ・ビーチ・ボーイズを育んだサクラメントで録音された当時、このバンドにはまだ持ち歌でのヒット曲はあまりなく、ジャン・アンド・ディーンの「Little Old Lady from Pasadena」(邦題「パサディナのおばあちゃん」)(ブライアンとの共作)やディオンの「The Wanderer」(邦題「ワンダラー」)、ザ・リヴィングトンズの「Papa-Oom-Mow-Mow」(邦題「パパ・ウー・モウ・モウ」)、ボビー・ピケットの「The Monster Mash」(邦題「モンスター・マッシュ」)、そしてもちろんチャック・ベリーの「Johnny B. Goode」(邦題「ジョニー・B・グッド」)でステージをふくらませていた。楽器の伴奏は薄く単純で、キャーキャーと大勢のファンに騒がれるようになる前の時代のバンドをかっこよく見せていたのは、ヴォーカルだった。その年が終わるまでに、ブライアンは最初の神経衰弱に陥り、スタジオでの制作に専念するため、ツアーへの参加をあきらめた。『Live in London』(邦題『コンサート』)は、バンドが事実上本国のポップカルチャーでは見捨てられ、しかしイギリスではまだ熱狂的に追いかけられていた1968年当時に録音されたライヴの中からピックアップされたもの。これらの録音は、ブライアンが意図的に距離を置いたりアメリカでの将来性が厳しくなったりという状況に直面したザ・ビーチ・ボーイズの目ざましい回復力を記録している。状況が厳しくなるほどに強くなり、その強さが見事なプロ意識を獲得させた。ホーンセクションによって音の厚みを増し、バンドはパワフル・グルーヴを実現し、力強くほぼ完全に音のそろったバージョンで、期待されていたヒット曲やアルバムの中で目立っていた曲を数曲演奏することができた。長年廃盤になっていたこの廉価盤のデジタル・リマスター版にはデヴィッド・リーフの解説(「ザ・ビーチ・ボーイズとカリフォルニアの伝説」)と、1964年のコンサートでの演奏からの「Don't Worry Baby」(邦題「ドント・ウォリー・ベイビー」)とめずらしくブライアンが演奏に参加した「Heroes and Villains」(邦題「英雄と悪漢」)の意欲的な1967年ライヴ・バージョン(未発表のアルバム『Lei'd in Hawaii』より)という2曲のボーナス・トラックがついている。(Jerry McCulley, Amazon.com)