『All Summer Long』は特筆すべきアルバムだ。まず、バンドがより高い水準へと向かっていくためには避けて通れなかった、サーフィン・ソング(彼らに名声をもたらしたジャンルで、ビーチ・ボーイズという名前もここからインスパイアされた)との決別が本作で果たされた。そればかりか、ロック史上最も爆発的だった現象のひとつ、ビートルズ・フィーバーに真っ向から立ち向かい、1964年春にシングル「I Get Around」をチャートの1位に送り込んで、見事勝利を収めた作品でもあるのだ。もちろん、こちらもちょっとしたコンセプト・アルバム(いわゆる田園的な夏の体験を無邪気に楽しくつづっていく)になっていて、活気のあるタイトル・トラックがその基調となっている。ブライアンの休むことを知らない創造意欲は、バンドを演奏面でのピークに押し上げた。ボーナス・テイクは、バンドの代表曲「Be True to Your School」の、オリジナルをしのぐシングル・ヴァージョン、「Little Honda」と「Don't Back Down」の未使用ヴァージョン、ちょっとエッチなアウトテイク「All Dressed Up for School」。どちらのアルバムも24ビット・デジタル・リマスタリングで音質が向上している。(Jerry McCulley, Amazon.com)
バラードのBallad Of Ole' Betsyのメロディは秀逸ですし、Be True To Your Schoolはシングルバージョンより凝ってるし、Car Crazy CuiteやCherry, Cherry Coupeもブライアンの才能をかなり堪能できるし、She Knows Me Too WellにつながったNo-Go Show-boatから、名アカペラを経て、Custom Machineで駆け抜ける車のように幕を閉じる構成も、絶対にブライアンは狙ったと感じれますよね♪
All Summer Longってソフト・ロックの名盤なんて言ったら異論ありますかねぇ?そう思って聞いてみるのも楽しいですよ♪
実はこれ、ビートルズのA Hard Day's Nightと同じ月に出たアルバムなんですよねぇ。しかもフォーシーズンズも名盤Rag Dall♪
凄いなぁ、ホント(^o^)64年7月って何かあったのか??
個人的には、上記3作品、All Summer Longが一番進んでたような気がします♪
このアルバムを最初から通して聴くと後半の「ALL SUMMER LONG」のサウンドが前半に比べて飛躍的にレベルアップした印象を受けると思うけど(隠れた名曲We'll run awayや、Wendy、Girls on the beachなどなど、魅力的な曲がいっぱい)、まあ言ってみれば「LITTLE DEUCE COUPE」は「SURFER GIRL」の双子みたいなもんだから、かえってその両者のクオリティーの対比にブライアンの作曲能力が物凄いスピードで成長していったことが良く現されていると言えるんじゃないかな。
世間ではPET SOUNDS中心の論調が多いけど、それだけがビーチボーイズの本質じゃないんだよ。是非このアルバムに触れ、ビーチボーイズの楽しさを理解してもらいたい。そしていつまでも、いつまでもこのサウンドを失うことなく、多くの人々に楽しんでもらいたいものです。
このアルバムを最初から通して聴くと後半の「ALL SUMMER LONG」のサウンドが前半に比べて飛躍的にレベルアップした印象を受けると思うけど(隠れた名曲We'll run awayや、Wendy、Girls on the beachなどなど、魅力的な曲がいっぱい)、まあ言ってみれば「LITTLE DEUCE COUPE」は「SURFER GIRL」の双子みたいなもんだから、かえってその両者のクオリティーの対比にブライアンの作曲能力が物凄いスピードで成長していったことが良く現されていると言えるよね。
世間ではPET SOUNDS中心の論調が多いけど、それだけがビーチボーイズの本質じゃないんだよ。是非このアルバムに触れ、ビーチボーイズの楽しさを理解してもらいたい。そしていつまでも、いつまでもこのサウンドを失うことなく、多くの人々に楽しんでもらいたいものです。