このポプラ文庫では第二巻だけど、実際に書かれた順番では第1作とのこと。つまり、怪盗アルセーヌ・ルパンが世の中に出た初めての作品。
ルパンや彼のライバル、ガニマールやシャーロック・ホームズも登場し、まずは、この本は読むべきだろう。
それにしても、ルパンは魅力的。登場する女性、特に美少女はみんな惚れてしまう。それにルパンも。案外、惚れっぽいのね。
今回の解説は貫井徳郎。彼のルパンとの出会いが書かれている。みんな、同じような経験しているんだなぁ。でもミステリ作家になる人とならない人では、どこが違うんだろう？

ポプラ社版、全30巻?が文庫で復活してくれて嬉しいです。唯一、日本で直訳されたなかで全巻あるのはポプラ社版のみです。このポプラ社版は読みやすくかなりなじみ易く面白いですよ。読んでいるうちに無我夢中になりるくらいの作品ですよ。ルパンを読んだことがない方はこのポプラ社版から読むことを勧めます。注意、ルパン三世とはかなり違う世界観です。