あえて、どちらが持っていて歴史的価値があるか、なら、やはり『GoHome』です。特に「OUT OF CONTROLL」が聴けるだけでなく、その時のBONOのMC「すばらしい人生をくれてありがとう!」は「BOSTON」よりも感動的になっています。このDVDの全てがあのシーンにあるでしょう。
ラリーファンの方には、BONOに紹介されたときの、彼の気持ちよさげに叩いている表情が気に入られるかも。またアダムの表情も相変わらずかっこいいです。
まあ、コンテンツの充実度的にみても、シークレットトラックでBONOの娘イヴちゃんが登場するし、「ONE」も収録、
また「焔」のメイキング映像で懐かしいU2の姿をみることもできるので、
やっぱり『GoHome』が買いですね。『LiveFromBOSTON』なら「TheFLY」がめちゃめちゃかっこいいです。
しかし驚いたのはこのライナー。ほぼ初めて彼らの親日側面(?)をみたからです。
とはいっても、まあ筆者の願望とも読み取れなくもないですし、日本が嫌いな部分そして、日本に期待してる部分、様々BONOの中にはあるんでしょうね。
やはり日本が世界的な位置付けの中で拠ってたつのは、被爆国であること、そしてやがて安保理常任理事国をねらってること(即ち世界にコミットしていく流れにあること)等があります。そのカラーが濃くなるほど、U2が日本を放っておくことはなくなるかもしれません。
スレーン城を借景にうたうBONOをみてたら、U2がそのメッセージの中に日本を入れる場合、広島の平和公園で原爆ドームを背景に「UNFORGETTABLE FIRE」を歌う姿を想像してしまいました。
ちょっと妄想もいいとこですね。。やはりあそこは神聖な場所で、そういう集会的なことは場違いになるんでしょうか。