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屍鬼〈3〉 (新潮文庫)

価格: ¥620
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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こわいこわいこわいこわい ★★★★★
1巻を読み終えた時点で
ゴールまで走ることをかせられます。
引き返せない道とはいえ、
2巻で加速しのめり込んでしまった貴方にとって
3巻を読みこす時間は、アッという間となります。
こわいこわいこわいこわいこわいこわい
でももう止まらない。
あらずじだけでは伝わりませんが、その間、
ホラーにありがちな、非日常感ではなく
日本のどこかで確実に起こっていることとして
焦燥感にも似た恐怖を味わいます。
面白い ★★★★★
ホラーが好きで買ったんですが予想以上に面白くてすっかりハマりましたね。
3巻はいよいよ盛り上がりのあたりになりました。
これからも楽しみにしてます。
藤崎氏の真骨頂 ★★★★☆
おちゃらけ感とシリアス感の折り込み具合はさすが藤崎氏という感じ。
この巻ではもうおちゃらけた雰囲気はなくなっているけど、今の切迫した雰囲気ができあがっているのは1巻の藤崎色満載のキャラのおかげだと思います。
内容は真実に迫りつつあるけど、まだ裏がありそうな面白い展開です。
原作は読んでいないだけに素直に次巻が気になりますね。
すれ違う人々、そして明かされる真実 ★★★★☆
 村で唯一の医者である尾崎は自身の知識と診断から、村で起こっている異変の原因解明に挑む。しかしなかなか上手くいかず、患者や静信に八つ当たりすることも。そんなある日、夏野が医院前で尾崎を待っていた。彼の一言で尾崎はある可能性に気付く。患者を入院させ、静信と泊り込みで見張る彼の前に現れたのは――
 武藤家で見たことが忘れられない夏野は一人、静かに調査を始めていた。そして夏野は彼と同じく大人を信用できずに調査していた田中姉弟と接触する。それをきっかけに彼は疑問を確信に変えるべく、あることを実行に移す。それが示すものは――

 一巻と二巻は結城夏野編だけでしたが今回は尾崎敏夫編があります。収録されているのは尾崎敏夫編1→結城夏野編5→結城夏野編6→尾崎敏夫編2という流れの4話。といっても途中時系列が前後する程度で、読むのにあたって「〜編」というのはあまり気にしなくてもいいと思います。

 前巻までと違い、死者が出ても大きく騒がれることはありません。それはそれだけこの村の死者があまりに多く、死者が出るのが日常となっているともいえます。そして代わりと言ってはなんですが、生きている人達のすれ違いがこの巻では大きなポイントではないでしょうか? 例えば結城夏野編と尾崎敏夫編、それぞれの調査。前者は「子ども」視点、後者は「大人」視点といったところ。
 「子ども」達はその発想力の高さで事実に近付くのですが、その発想の結果が大人達に受け入れられるようなものではない。孤立した彼らは自ら証拠を手に入れようとする。
 「大人」達は状況判断から仮説を立てる。しかしその仮説は証明するまでは他の人にとても言えないものなので、やはり証拠を手にするまでは孤立する。
 どちらの状況も把握している読者としては「もし、ここで〜」と色々考えてしまいます。それがこの話の読みどころの一つかと。

 真実の一端が判明。ようやく背表紙のタイトル部分の血痕(血しぶき?)の意味が分かりました。1、2巻と並べて気付いたのですが、ちゃんと繋がっているんですね。
 絵が全体的に黒い。モノクロの写真素材をとりこんでいるのか、陰影も細かく読みづらかったところがいくつかありました。夜の場面や周囲が森という状況が多かった所為だと思うのですが。

 現実を夏野や尾崎、静信はどう受け止め、そしてどうするのか――? この巻の続きは同月発売のSQ.11月号で読めるそうです。4話ずつ収録なら、4巻が発売されるのは来年の3月ぐらい?
だんだん怖くなってきました ★★★★★
この巻にのっている最終話で、ある人物の再登場と相なります。
伝記物としても、吸血鬼物ともよくできている原作ですが、
藤崎竜の淡白な表現が実にマッチしていて
原作のよさを残しつつ、独自の表現に踏み切っている点は評価できると思います。
なにより藤崎竜のファンとして、今後の展開が気になります。
時間は2009年早春ですが、それまでが待ち遠しいですね