一気に読んでしまった…
★★★★★
だいたい、私という人間は、集中力に欠ける性格で、いざ本を読み始めても他の事が気になって、いつのまにか他の事をしてしまっているのですが
(;°Д°)この作品は違った…
悲惨で危機迫る恐怖、その場に居る様に情景が無理なく浮かんで…ケッチャムのこの作品はもう冒頭から既にその世界に引き込まれ、読み続ける事しかできませんでした。
昔、本当に海岸の洞窟に住む食人鬼の集団家族が居た様です。
彼等は近親相姦を繰り返し、かなりの大家族だったとか…
子供達だけで狩をして失敗して足がついたそうですが
その話のノンフィクション?!
とにかく…平日の寝る前、数日に分けと少しづつ読む代物ではない
翌日差し支えない休日前や、休日には食事を先にして準備万端で読み始めた方が良い本です。
胸糞悪いけど怖い。
読み続けてしまう文章力
ちょっと脱字があるけど…
それをカバーする力
ビックリ…
冷めた感覚
★★★☆☆
食人族(というか野人?)たちが、人を襲いまくり食するお話。
やっぱりエロ行為に及ぶカップルは真っ先にやられるのだなぁと
しみじみするところもあったりして。
そこそこホラーは読んでいますが、
読み終わってみると、それなりに激しい描写はあるものの、
不思議にぐちゃどろ感がありません。
なので、痛さや不快感を感じることはあまりなかったです。
物語は、淡々としたどこか第三者的な視点でさくさくと描かれていきます。
かといって寂寥感や静謐感があるわけでもなく、
何とも不思議なホラー作品でした。
ラストの警官たちの、人間から理性が奪われるときどうなるか、
という描写が、一番息詰まるシーンだったように思います。
尚、誰がやられる・生き残るのかが読めない作品ではありませんが、
やはりこの前書きは反則だと思いますので、本文にすぐ入ることを
お勧めします(後読みの習慣があったので助かりました)。
どこか突き放したような冷めた感覚、これがケッチャムの魅力なのかもしれません。
こんなに悲惨でいいのでしょうか!?
★★★★★
こんな事って、本当にありそうな、なさそうな。あったら困りますが・・・
襲われる側は、悲惨このうえない!でも、生きようとする力、何とかしようとする努力ってすごい。その反面、自分が助かるための他人の犠牲を望んでしまうダークサイドな部分。
子供から妊婦から、人間としての一線のない生活。ある意味、欲望、本能のままに生きるってこういう事?何が正しいのかさえ、自分でも説明のつけ方が、よくわからない感じになりました。そして、胎教について考えてしまいました。その環境に育つということは、疑いもなく受け入れその世界に生きると言う事の恐ろしさ。今地球上で起きている事と、類似点が沢山あるように感じました。色んな意味で考えさせられる作品でした。食人族ってむかし聞いたことありましたが、この本の描写はリアルで寝る前に読んでしまったため、しばらく寝付けませんでした。恐怖を倍増させたい人は、深夜に読むことをお勧めします
グチャドロ
★★★★★
内臓のプールで泳いでいたら溺れかけたようなそんな気分がしてくる‥。
ケッチャムのデビュー作にして代表作。
カニバリズムがここにあり。無論、エロスの方もバッチリ。
ソニー・ビーン・ファミリーを彷彿させる展開に俺はトロトロだぜ。
ごちゃごちゃしてて何がなんだか分かんねーって?
だったら、てめーの育ちの良さに感謝しろよ。
このまえがきは失礼だ
★★★★★
こんなネタバラシもいいところのまえがきを読者に読ませてから本編に入ろうとする編集者の感覚を疑いますな。
なぜこんなことをしたのだろう?
読者のショックをやわらげるため?
これはちょっとひどすぎるな。
読書の楽しみを奪ってどうするのか?
日本語版を出した扶桑社の担当者も、ちょっと考えてほしかった。