「毎日のパリ」では辛口評価が多かったけれど（読んだことがないのですが）
「わたし色のパリ」は、楽しく読めた。

本当に欲しいものだけを購入して長く使う、人の悪口を言わない、本当は話すことが得意ではない「聞き上手さん」
親のことを心の底から尊敬し、家族を思う気持ちが強いこと、５０歳になった自分に憧れを持つことなど
どことなく育ちの良さが窺い知れ、おもしろい。

日本文化とフランス文化を比較しながらいろんな箇所で説明している点も、「毎日のパリ」では
文章が下手という意見が多かったが、私はかなり読みやすく、フランス人女性やフランス人のこだわりが
リアルに浮かんできた。

文章を通して、きっとマイペースな女性なのかなと感じた。
私は彼女の生き方がマイペースそうで好きなので、また次回作も購入したいと思います。

個人的に江里子さんのファンですので、
フランスで生活する様子を伺う事ができ、嬉しく
楽しく読むことができました。
あっとういう間に、さらっと読めちゃいます。
以前出版されたエッセイは、江里子さんのﾌﾞﾛｸﾞが
そのまま本になっただけでがっかりな内容でした。
今回のエッセイは、カラーグラビアはやや少なめですが
ﾌﾞﾛｸﾞにも雑誌にもないものだった様に思います。

大好きなおしゃれ、奮闘しながらも発見の連続の子育て、フランスと日本で楽しむ、食・文化、友人たちとの交流…。中村さんのエレガントなひたむきさが伝わってくる１冊。美しいカラー写真もたっくさん！！

中村江里子さんの「毎日のパリ」続編ともいえる本ですが、前回は日記形式でしたが、今回はテーマに沿ったエッセイ形式です。今現在の江里子さん個人の考えやテーマを知ることができる一冊。パリガイドというより、フランスやフランス人に接して知ったことや気がついたこと、それによってでは自分は・・・ということがメインにあると思うので、私自身はフランスそのものには特に興味はないのですが、一人の女性の人生という点ではとても興味があるおひとりです。今後も彼女のエッセイは読んでいきたいと思います。