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5歳6歳スイス留学大作戦 完全版―ボーダレスな世界で生きられる子供たちに

価格: ¥1,260
カテゴリ: 単行本
ブランド: かんぽう
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読む側の心構えが必要 ★★★☆☆
ひとことでいうなら、極めて主観的な書かれ方をした本です。
日本語や、アイデンティティクライシスについてもある程度、読み手の側で定見をもってから読んだほうがよいと感じました。
これは、著者とそのお嬢さんおふたりの留学体験記で、著者はそれを成功としてこの本を上梓されました。表現を変えれば、この本に書かれているのは、たった一度の成功体験にすぎないということです。

我が子の日本語がレベルを落とさずにすんだのは「『幸運にも』インターでよい先生にめぐりあえたから」という記述があります。では「幸運にも」よい先生にめぐりあえなければ、日本語を母語とはいえない子供ができあがるのか?
あるいは、お嬢さまおふたりの手紙に、そろって「姉妹そろっての留学でなければ泣いてすごしただろう」とありますが、それは「それほど心細く、つらかった」「ひとりではとてものりきれなかった」ということではないのでしょうか?では、子供一人で留学する場合はどうなのか?
子供の言語についても「〜〜と思えてなりません」という表現をされていますが、それこそ「著者の主観」にすぎません。それを「成功体験」として語ること自体に疑問をもたざるを得ません。さらにいうなら、著者のお嬢さんがたは、まだ成人もされていないわけですから、結果を語るにはあまりにも早すぎるでしょう。

実行レベルでの決断、実践はとてもすぐれているのですが、肝心の思想の部分になると、視野狭窄、事実の合理化が見られ、さらに「想い出の美化」が加わっているということだと考えます。この本を読んで「小さい時に留学よ!」と思い込み、あとになって「こんなはずでは‥」という母親がでてくることは免れないのではないでしょうか。
しかも、「成功」「失敗」は極めて主観的な問題になってしまいますから、さらに著者と読み手の考え方にギャップがある可能性は高いでしょう。

著者は現在、スイス留学センターのトップにおさまっているということで、それは「我が子を1人、有名私学に入れたから」という理由でお受験塾をはじめてしまうお受験ママと、なんら変わるところはないのではないでしょうか?

お医者様になるほど勉強されて、ご本人も優秀で、いろいろな体験をされて、それでもなおかつ「個人的体験」と「普遍的事実」をわけて考えることが難しいのだということが、この本を読んで得た最高の教訓といえます。
ただ、このような先達がいらっしゃるからこそ、私たちの選択肢がひろがったのだということについては、感謝の念をおぼえます。
今後、この本をお手にとられる方には、あくまでも「このようなケースがある」参考として、お読みになることをおすすめいたします。
スイス留学のみならず ★★★★★
スイスは仕事の関係で身近ではあったものの、多様でレベルの高いインターナショナルスクールが多く存在することは知らなかった。
この本(改定前版)を機に、8歳の娘をサマースクール(2週間)に送り出し、それから毎夏の恒例行事になった。本人はすっかりスイスの(中)学校に行くと決めこんでいる。
著者のご家族の実体験を悲喜こもごも余すところ無く纏められている。新しい家族像や日本人観を改めて考えさせられる視点も満載である。
スイス留学に関心ある人はもちろん、そうでない人にもお勧め出来る一冊です。
簡単に真似できないが、刺激になる一冊 ★★★★★
数年前にテレビで某有名人のお子さんが、イギリスの学校へ小学校1年生留学した番組を見たことがり、
その時はただただ英語が話せない外国人の子供を受け入れる学校があると驚いていました。
低学年の子供を留学させるために、このご夫婦がされてきたことや、学校生活の様子など、
くわしく書かれてあり、これ一冊で低学年の留学に関する数々の疑問は解決すると思います。
小学校からの留学には興味があるけれど、イメージが湧かない方や前に一歩出る後押しが欲しい方には
必読の内容だと思います。
個人の資質 ★★★★★
結局、親も子も資質や姿勢が経過や結果に結びつくのだと思います。国内外を問わず歴史や文化など教養の高い(なんにでも興味を持ち吸収する)方は、よく知っていますし、私のように低教養なひとは、自分の出生地の県・村の歴史や文化も語れません。日本人だけどインターいって日本のこと知らなくて困った?日本の学校行った人がどれだけ日本のこと知っているんですか?(そんなことは、さっさとAmazonで歴史本か歴史マンガを買ってすぐよむべし!)学校のせいにはできない分、個人の資質となるわけです。いやな言い方かもしれませんが、お互いの違いを認め合い尊重できるようになるためには、姿勢と環境が必要です。特に親に。本書に批判的な感想を感じている方は、国内での方言・土地・文化・慣習などにもいちいち後ろ向きな反応をせざるを得ないのかもしれません。それはそれで一つの価値観ですから家族で大事にされたらいいのだと思います。
だけど、ローカルにこだわりたい人は置いといて、国や外国語が、地方や方言なんだという感覚で今後すごしたい家族は、必読の書かと思います。
たとえば立命館小学校みたいに日本でも気になる学校がないわけではないです。でもなかなか合格点には達せられないのが、われわれ家族がチェックした範囲での判断です。本書を読んで、実際にスイスのボーディングにも見学にいってみました。言葉に表せないほどの豊かな静かな平和な時間がながれており、自分が小学生になってここに行きたい!と思いました。

ハッピーな仮説を膨らませる選択肢の一つとして、実践して書き記してくれた本書には感謝しています。親子2代でボーダーレス目指す方必読!
理解不足 ★☆☆☆☆
~スイスのインターナショナルスクールに子どもを通わせていますが、著者が事実誤認をしている箇所が少なくないのに気がつきました。
スイスの特徴として語られるべきことと、インターナショナルスクールの特徴として語られるべきことが混同、あるいは間違って説明されているのは、残念です。
巻末の情報も学校のサイトからそのまま引用したもので、図表も全~~て同じ、一言一句変わりません。
これなら学校のサイトにアクセスすれば得られる情報ではないでしょうか。

同じように小さいお子さんをお預かりする学校で、日本人のお子さんが情緒不安定になって現地の日本人に助けを求めたこともあります。
この本を参考にして、同じようにお子さんを留学させようとお考えの方は、非英語圏のインターというところは、~~その国の文化からも英語圏の文化からも一歩離れた、竜宮城のようなところであり、そこにあまりにも幼いうちから家族と暮らすことで、どこにも帰属感がもてずに精神的に不安定になるお子さんもいるということを、成功例だけではなく、頭に置いていただきたいと思います。~