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青の炎

価格: ¥1,470
カテゴリ: 単行本
ブランド: 角川書店
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主人公が・・・ ★★☆☆☆
第一〜二の殺害行為に至る経緯(気持ち云々ではなく、行動)は読み応えがあるものの、それ以外はちょっと。


高校生でアル中、世の中を全て分かっていて自分は人とは違う・・・という常に優位に立った物の見方、同級生には当人達が困惑するような渾名ばかりを付け、曾根には(バット有りでも)殴りかかる事が出来ないくせに、反撃してこないと分かっている同級生には柔道技をかけまくり。
人がイラッとするような事は平気で言ったりやったりするくせに、自分がチクリとやられるとやり返さずにはいられない。

砂浜のゴミ捨て場を見て嫌悪感を抱くも、自分も平気で増水した川や砂浜にゴミを投棄。

また、ヒロインを洗脳実験や証拠隠匿に使ったり(とても可哀想です)、親友を家庭内暴力へけしかけたり邪魔になると殺すという点は、兎に角狡猾で自分の事しか考えてません。

少年法を視野に入れての殺害計画というのも、性質が悪いです。



という訳で、主人公に全く魅力を感じない(寧ろ嫌悪感を抱く)ので、感情移入は出来ません。
よって、感動なんてしませんでした。
普段から優しくて思いやりのある真面目な主人公なら、もっと気持ちが入ったかもしれませんが。


家族の事を考えているようで、結局は自分の事しか考えていませんでした。というオチ。


因みに、他の方も指摘している様に、主人公がブルジョワ過ぎるのが不思議でした。
いくら深夜とはいえ、高校生の週1〜2のバイトじゃ、あんなに稼げませんよね(笑)
ギャップが大きい ★★★☆☆
最初は、主人公の高校生が「絶対にありえないくらいに頭が良くて博学で大人びていて完璧」だと思いましたが、最終的に「ありえないくらいに幼稚で頭が悪い」(動機、下調べ、方法、手際すべてにおいて)ことが分かりました。それが現代の高校生のリアリティと言えばそうなのかもしれませんが、ちょっとギャップが不自然すぎるかなぁと思いました。なので読後感はスッキリしません。この作家さんは「クリムゾン」しか読んだことはありませんが、ドキドキしながら読ませる展開はどちらも秀逸ですが、作品としては「クリムゾン」のほうがよかったと思います。ホラーは苦手なので「黒い家」や「天使の囀り」は避けてます。
こんな学生、現実にはいないと思う ★★★☆☆
リアリティーの追求かな?
●台詞の日本語が不自然すぎ
●ここまで文学に精通した学生って…
●主人公の家庭環境と性格が全くマッチしない


個人的に『ひぐらしなく頃に(祟り殺し)』方がしっかりしてた
真のヒロインって実は妹? ★★★☆☆
 当初事前チェックでは感動もの? 的な売りを信じすぎたことが最後まで尾を引く結果になってしまいましたが…。

 ストーリとしては愛するものを守る為少年が犯罪に手を染めていく話なのですが、中盤までは主人公とともにハラハラしたり一緒に怒ったり一体となってサクサク読んでいけましたが、終盤に向けてからは主人公が一体となった自分の心から離れていき、読むこと自体が苦行と錯覚するぐらいきつかった…。
 結論として どうしてこうなったか考えさせられる、後悔という負の感情で読者の心をかき乱す、読んだ後半日は作中の余韻が抜けない  など本を娯楽として考えるなら殺人者をここまでリアルに表現し、緊張や苦しみを伝えきった本は凄いです。

 残念でならないのは妹のシナリオをもっと増やして欲しかった…。この作品で一番主人公の大儀の中心にいるはずの人物であり、最後登場人物の中で一番苦しみ続ける人だから…
 
防げた筈の悲劇 ★★★★☆
主人公について傲慢で未熟と声が上がっています。
犯行に至るまでの心の動きも、やはり短絡的です。
未熟ゆえにケアレスミスを連発し、追いつめられた末のあのラストですし。

私もそう思いますが、そもそも母が曾根に対し毅然とした態度を取ってさえいれば
こんなことにはならなかったのでは。
DVの後遺症で、脅されたらうまく頭が働かなくなったのかもしれません。
でも、「子供のことで脅され耐える私」の姿に酔っているように見えるのです。
その脅迫内容すら、いつか子供が自分で乗り越えなくてはいけない内容。
子供の為と思って耐えているようですが、母が傷つけられる姿を見ても子供は傷つきます。

真の悲劇の原因は、この母親なのではないでしょうか……