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Thelonious Monk Quartet with John Coltrane at Carnegie Hall

価格: ¥1,659
カテゴリ: CD
ブランド: Blue Note Records
Amazon.co.jpで確認
   毎年ジャズの分野に新たな才能が発見されるが、1957年録音のセロニアス・モンクとジョン・コルトレーンによるコンサートほど特にリスナーの心に染みるものはないだろう。これは2005年初めに偶然、アメリカ議会図書館の技師が何の記載もない箱から,見つけだしたものだ。これまで、この2大巨匠が競演したものは3枚のスタジオ・アルバムしかなく、それ以外に残されたものについては、ファンたちは夢見るしかなかった。だが、そんな夢の1枚が存在したのだ。

   スターが集まった慈善コンサートにおいて、ニューヨークのファイブ・スポットの前週、モンクのカルテットと共にふたりは演奏して化学反応を起こしていた。コルトレーンの演奏は啓示のようだ。インスパイアされた伴奏者であり、刺激的なソリストでもあり、彼の剛胆で異彩を放つチャレンジ精神で音楽を新たな高みへと運び、時にはあんぐりと口を開けたくなるようなフレーズ、音の塊、勢いよいパワーを吐きだしている。自己の追求とプロとしての困難に板挟みになっていたところ、コルトレーンと新しい感覚の自由を共有して、モンクは明らかにこのテナー・サックス奏者の存在に鼓舞されて、ユーモラスな解釈、そしてピアニストとして秀でた天才ぶりを披露している。このコンサートはヴォイス・オブ・アメリカによってとてもよい状態で録音されており、モンクのクラシック、「Epistrophy」、「Monk's Moods」「Evidence」、さらに印象的なスタンダードの解釈「Sweet and Lovely」を含んでいる。何度聞き返しても飽きないだけでなく、何度でも聞きたくなるアルバム。古典になることは決定だ。(Lloyd Sachs、 Amazon.com)
空間への欲求 ★★★★★
ピアノで立体を造形するモンク。無限に連なるテナーサックスで空間を支配するトレーン。ジャズを使った、音を使った、空間芸術。
ジャズピアノを芸術として完成させてしまったモンクと、ひたすら完成を求道し続けたトレーンの一瞬。両者はきっと混ざりたいのだ。
文句なしの銘盤! ★★★★★
あまりジャズには詳しくありませんし、このアルバムに入っていた曲も、これまで知らない曲ばかりでした。
でも、一度聴いたら、フレーズが耳から離れず、すぐに覚えてしまいました。いや〜ライブ収録のジャズの名演って、いいものですね。
初心者にも分かり易い、まさに「文句なしの銘盤!」です。
もし音楽が好きなら聴こう。ジャズファンだけに聴かせておいちゃもったいない ★★★★★

もし音楽が好きなら、この演奏を聴こう
この演奏はジャズファン、ジャズマニア以外の人にこそ聴かれるのがいい、と思う

「セロニアス・モンク?だれそれ?」「ジョン・コルトレーン?どんな人だっけ?」という人にこそ聴かれれば、と思う
この演奏は、ジャズのことなど何も知らないあなたのことを笑顔で迎えてくれる上に、本物だから

モンクやコルトレーン自身は「シーツ・オブ・サウンドとは?」なんて本で読んだことがないあなたにも、ただこの演奏を楽しんでほしいと思っているだろうし、どんな解説や評論よりもこの演奏自体がすべてを物語る。あなたがもし音そのものの言葉を聴けるならそれで充分。ウンチクを読むのは後で大丈夫

ジャズファン、ジャズマニアって、読書の好きな人々だ。ジャズがあまりに強い引力を持つ音楽だからだけど、ジャズファンはたくさん本や解説を読んで「この演奏、この録音は何年にどこどどこで」といったこと(それも楽しいけど)にもの凄くこだわる人が多くて、ミュージシャンの名前や組み合わせをものすごく有り難がる(そして、その値打ちの分かる自分に安心する)。そうするのは勿論その人々の自由だけど、この「Thelonious Monk Quartet with John Coltrane - At Carnegie Hall」の演奏は、そういう一部の人々にだけ楽しませておいちゃもったいない。あまりに普遍的、あまりに本物の音楽だからだ

この演奏はもはや「ジャズだから素晴らしい」のではない(この素晴らしい演奏が、たまたまジャズだったんだ)
ものスゴイ即興だが、即興だから有り難い、のでもない(禅問答みたいだが)
「モンクだから凄い」のでもなければ「偉大なるコルトレーンの貴重な録音だから有り難い」のでもない

この演奏は、いろんなこと抜きにして、とにかく自由で型破りで楽しく美しい。ウンチクを知るのはずっとあとでいい

そしてたぶん(演奏されたのが50年前だろうが100年前だろうが)この音楽は、再生されるたび新鮮に生み出されていく、そこに、耳を傾けるあなたのいる限り

そしてそんな普遍性を持った音楽を、こうして即興で生み出した芸術家・演奏家としてのセロニアス・モンクとジョン・コルトレーンを、本当に尊敬し、好きになれる

ジャズ、クラシック、ロック、外国、日本、そんな壁をとっぱらってこの演奏楽しもう、もしあなたが音楽に喜びを見出す心を持っているなら
半世紀を経て発見された歴史的名演! ★★★★★
 マイルスが1957年に一時グループを解散した後、コルトレーンは4月からの9ヶ月間、モンクの教えを乞うために、毎朝ベッドで寝ていたモンクを起こし、練習に励んだ。4月16日には早速「セロニアス・ヒムセルフ」というソロ・ピアノアルバムの最後に「モンクスムード」をウィルバー・ウェアのベースとともにトリオ演奏の録音をしている。このCDの1曲目であり、モンク独特のタイム感覚でここでも演奏されています。
 このCDは、2005年2月に発見された38cm/秒のテープスピードによるモノラル録音テープが音源となっています。CDが実用化されるまで、家庭用オープンリールデッキは38cm/秒が最高峰だった事を見ても、音質的に充分!
 11月29日のコンサートは、午後8時30分からのステージと深夜の2回演奏され、5曲目までが最初のステージ、6曲目からが2回目のステージとなっており、5曲目までは、ほぼモンクのピアノを中心とした演奏ですが、2回目が凄い!
 7曲目の「スイート・アンド・ラブリー」の中盤4分58秒からテンポが早まり、モンクは伴奏に徹し、コルトレーンの強烈なサックス「シーツ・オブ・サウンド」の完成された演奏を聴く事が出来る!
 ここに至るまで、6月26日の「モンクス・ミュージック」と「セロニアス・モンク ウィズ ジョン・コルトレーン」の録音、7月からのファイブ・スポットへの出演という過程を踏み、ついにこのCDでは「コルトレーン」の誕生を耳にする事が出来ます。これは素晴らしい!
 上記3枚と合わせて聴く事により、コルトレーンの進歩する姿を聴く事ができます。このCDだけでも無論充分ですが、興味をお持ちなら是非、聞き比べてみましょう。熱心に修行した「コルトレーン」の成果がここに有ります!素晴らしいテープが存在していた事に感謝!
ビックリしたなあ ★★★★★
もはやジャズ史の伝説と化している、1957年のセロニアス・モンク・カルテット・ウィズ・コルトレーンのライブ。十数年前に出たファイヴ・スポットでのプライヴェート録音(トレーンの最初の奥さんのナイーマさんがポータブル・レコーダーを持ち込んで録音していた!)のCDの音質があまりにも悲惨だったので、本作の音の良さには感動します。

演奏が若干おとなしくて、キッチリしすぎているのは場所がライヴハウスではなくてコンサートホールだからか。それでもトレーンのソロの随所に「シーツ・オヴ・サウンド」の萌芽が垣間見られるのがスリリング。

一般的にわが国ではコルトレーンが大化けしたのは、マイルズ・デイヴィスのバンドにいるときにモード演奏を吸収および学習してから、というのが定説になっているが、それは誤りで「シーツ・オヴ・サウンド」のアイディアはモンクから得たというのが真実らしい。

あのソニー・ロリンズもモンクから多大の教えを受けていて、「モンクは教師というよりヒンズ−教でいうグールー(導師)のような人だった」とまで発言しているのである。そう考えるとモンクはわが国では過小評価されすぎですよね。