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夏の吐息 (講談社文庫)

価格: ¥540
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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さすがですね・・・ ★★★★★
さすがですね。生と死(というか愛と死)についての切り口で、小池真理子さんならでは耽美的かつ退廃的な雰囲気をバックグラウンドにおきながら、クールな表現がひと味違った情熱を感じさせる短編集です。どの物語もエンディングがすばらしく、一編読むごとに余韻に浸り悦に入っていました。
熱く切ない6篇の大人の恋 ★★★★★
大人の恋は、ひっそりして深い。
喜びも切なさも物憂いで、どこか秘めているような艶かしい雰囲気が漂っています。
さすがですね! ★★★★★
小池真理子さんの本は、全部読んだ事がありますが、この短編集は一番良かったと思います。小池真理子さんでしか表現できないような心情の書き方は、もう絶賛するしかありません。何も特別な出来事を拾いあげて書いてあるのではなく、ただ、通り過ぎていく出来事、人々を、淡々と書いてあり、そこには、諦めとは違うけれど、人の結びつきのやるせなさ、切なさに溢れています。小池真理子さんでしか書けないような作品だと思います。とてもおススメなので読んでみて下さい。
大人の恋、その潔さ ★★★★★
小池真理子氏の恋愛小説には、「死」が身近なところにあるものが多い。この短編集もその例に漏れず、そこここに「死」が垣間見える。それは「自殺」であったり、「事故」であったり、「病死」であったりするのだが、「死」が身近だからこそ、愛の形がとても潔く思える。表題作の「夏の吐息」は、以前某ウイスキーメーカーの付録としてミニブックとなった小説で、ウイスキーが作中の小道具として登場するが、こうして普通の単行本の中に収められると、やはり堂々とした貫禄の感じられる作品になっている。「パロール」に登場する65歳の古賀という男にも、泣かされた。
読み応えのある1冊である。