100年以上も昔の本です
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この本は、大正時代に、1800年生まれの或るドイツ人大学教授の教育法を、日本に紹介したものです。ですから、「天才」の意味は、現在のものとは、少し異なります。200年前の欧米では、字を書ける人は少なかったので、大学に進学して博士になって、しかも人格者なら、「天才」と呼ばれたのでしょう。今の日本人なら、「英語を駆使して国際社会で活躍する専門家」のイメージです。
さて、本書は古典です。ですから、当たり前の事が、懇切丁寧に記述されてます。子供が良い子に成長するには、「健康で、頭が良く、善良な」親を子供が毎日の生活で真似る事が大切であると、その事が繰り返し繰り返し説かれてます。つまり、大人が立派に振舞ってる社会だと、子供はみんな良い子に育つのです。皆さん、子供の手本として、頑張りましょう!!