飽食の時代だからこそ食の大切が疎かにされている｡食は人生で最も大事なことといえる｡食は人の血となり肉となり精神をも司る｡遺伝子ですら食べたものが化けた物｡人は食べ物のお化けといわれる所以だ｡何をどうやって食べるかでその人の人生が決まってくる。食こそ人生で最も重要なものと言えます。今こそその重要性を再認識すべき時。久司さんはアメリカで最も有名な日本人らしい。トム･クルーズもマドンナも彼の教える食事を取り入れています。今ではアメリカ人のほうが日本食に詳しく，逆に日本人のほうが昔のアメリカ人がしていた食事をしているそうだ｡それで慢性病など嘗てアメリカで苦しんでいた病に今日本人が苦しんでいるというわけだ｡

　よく分かります。書かれてある事の重要性が良く分かる。これなら子供にも理解できる。だからといって侮ってはいけない！
　今地球が置かれている（社会的・環境的な）危機的状況を生み出す原因を探っていくと必ず「食」にブチ当たる。しかしそれがピンと来ない人もいるだろう。「何故それと食とが関係有るのか?」と。しかし物事というのは極めれば極めるほどシンプルな答えに行き着くものだ。「世界の頭脳」と呼ばれた人達も、その人達が最終的に導き出す答えというものは大抵シンプルなものだ。「答えはとても遠くに有りにけり」と思っている人は多い。しかし大事なことは大抵は、イヤ、全てと言ってもいいだろう、すぐ足元に、直ぐ隣りにあるものだ。それに気付かず大抵の人は永遠に遠くを探し回る。「何故、食の改善が地球を救うのか?」というと「富も名声も恋愛さえも、食べない事には始まらない」でしょ｡食べる事に比べたらその他の事は大した事ではない。なのに今の人達はあまりにも沢山の物に囲まれ過ぎて，何が一番大切なのかが分からなくなっている。先ず大切な事は「何をどのようにして食べるか」を真剣に考え抜く事だ。人が生きる上で最も大切なのは「食」である。その食に対して真剣な選択をしていけば、自ずと（放っておいても）付随する他の諸問題も整い、正されていく。一番身近に有って一番大切な「食」を正す事によって、その後に続いてくる諸問題も正されていく…というのは良く分かる話です。

マクロビオティックの基本的な考え方が理解できました。
マクロビオティックの第一人者である久司氏の世界観（食べ物から
世界を変える/“ワンピースフルワールド”（世界は一つ）を目指す）
も、興味深いものでした。
ただ、マクロビオティックの有効性についての科学的根拠の提示が
乏しいのが残念です。

食事を大事にしたほうが良いと頭では思っていても、どうしたらよいかわからないという人も多いのではないでしょうか？ましてや食生活の改善と世界平和の関係と言われても面食らう人の方が多いように思います。

この本では食生活を変えることで、どのように実生活が変わるかということを教えてくれます。なんとなく体がすっきりしないという人から、重い病気の人まで、この食事法から得られる何かがあるということです。そしてそれは、自分が決断しさえすれば、今日からも始めることができます。

少しでもよくなりたいという人、今までの方法に何か疑問がある人には新しい道かもしれません。これを読んで、この方法を実践する人が増えるといいと思います。

この世界には究極の真実は存在しないのかもしれません。
何故なら相対性が支配するこの地球という星で
万物流転して形状を保っているように見えているだけだからです。

心の眼を開くためには食生活の改善は必須です。
それを分からない人間達は狐に化かされ続け
それ相応の世界へと移行することになるのかもしれません。
この心の波動を一人でも多くの旅人が受け取ってくれる事を
私は願い続けています。では。