信仰とは、宗教とは何かということを考えさせる作品ですが、キリスト教の神学校が舞台なので、話がキリスト教に偏ってしまったのが残念。 推理の方は、圧巻の一言です。 「神は貴方の後ろにいる」その一言に、背筋に寒気が走りました。猿がしゃべったのです。 後から追いかけてくる兄のアーサーは、奇跡審問官アーサーで主役を張っています。
伝説と本格推理の邂逅は、こんな小説をもたらしましたよ。