もっともガッツの登場シーンは、別格と言わんばかりに、無闇やたらにかっこいいけれど。ただ、今の路線も悪くないけど、早くガッツの『狂戦士』っぷりが見たいものである。
そしてこの美しい描写から一転、闇の描写に移るときも、
再び作者の豊かな創造の世界に驚嘆する。このあたりは三浦氏の独壇場だろう。また今回はガッツと行動を共にすることになった、4人の内面も細かに描かれている。この描写が今後どのように生きてくるか、それも楽しみだ。