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ベルセルク (24) (Jets comics (923))

価格: ¥550
カテゴリ: コミック
ブランド: 白泉社
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世界の敵 ★★★★★
 この巻あたりから、ベルセルクの世界観に魔法が登場します。魔法が出てくることにより、よりこの世界が深くなりました。以前、ベルセルクの1巻を読んでいて思ったのは、登場する魔物のレパートリーのなさでした。物理的精神的に襲ってくる「悪霊」、「夢魔」くらいしか出てこなかったからです。しかし、それは魔法と霊界を登場させる為の布石だったのです。魔女フローラを登場させ、霊界についての知識を読者に与えることで、主人公は「生贄の烙印」の呪いにより、霊界でも現世でもない「狭間の世界」に閉じ込められたことがはっきりしたのです。
分岐点 ★★★★☆
蝕によって奪われた
かけがえのない仲間達の命と
ガッツの未来。
あの日以来ガッツは過去への清算以外に
生きる術を失った。
しかしこの巻より
ガッツの新しい時が流れ始める
それが僅かな光であっても
未来へとまたガッツが動き始めた事には変わりがない

物語の分岐になる巻だと思います。

ダークファンタジーの傑作 ★★★★★
『グリフィス復活以後、世界の形は崩れ始めた。今までは架空の存在であったはずの魔物や幽体が現世に姿を現し始めた。』
『苦痛と恐怖…その混沌を覆い隠すために打ち立てられた欺瞞に満ちた秩序』
『圧倒的な悪夢の中に立ち退かないただ一つの確かな実在…そして、活路は斬り開く』

超物理的な『神霊力』を使う高次の霊的な存在に対して、あくまでおのれの肉体と剣を武器にして戦う…。

あたかも神と戦う北欧神話の巨人族や非キリスト教系神話などに登場する神に匹敵する龍(竜)族に連なる者の勇猛さを思わせるものがあります。

また、現世の依代(断罪の塔の下の住人&異形の赤児)を媒体として実体化したグリフィスは必ずしも全能とは言えないかも知れません(?)。

おのれの究極の肉体と剣の力が、グリフィスに対してどこまで通用するのか、新たな力を得ることが出来るのか、物語も佳境に入ってきました。

やっぱり、戦っているところが見たい。早く続きを。 ★★★★☆
やっと出たか、という感じだが、相変わらずクオリティは高い。

今回はグッとファンタジー色が強くなっており、
ガッツ率いるパーティのバランスもよくなった。
装備も強くなって、
いよいよスカッとさせてくれるだろうなぁ、という瞬間で
終わってしまうので、相変わらず次が気になって仕方ないが。

半年に一度のペースなので、やたらとやきもきさせるが

やはり世界観はしっかりしており妙なリアリティがある。
キャラクターも立っている。

とにかく早く続きが読みたいと思わせる。

人間の狂気を詰め込んだ傑作。 ★★★★★
人間の狂気を詰め込んだ傑作。
美と醜の振り幅が恐ろしいほど広く、主人公の絶望的状況には恐怖をおぼえます。
さて、この巻では新たに魔法使いが仲間になります。
マジックアイテムも手に入れ、戦力は大幅にアップ。
かなり前途が明るくなってきたぞ!