物語の分岐になる巻だと思います。
超物理的な『神霊力』を使う高次の霊的な存在に対して、あくまでおのれの肉体と剣を武器にして戦う…。
あたかも神と戦う北欧神話の巨人族や非キリスト教系神話などに登場する神に匹敵する龍(竜)族に連なる者の勇猛さを思わせるものがあります。
また、現世の依代(断罪の塔の下の住人&異形の赤児)を媒体として実体化したグリフィスは必ずしも全能とは言えないかも知れません(?)。
おのれの究極の肉体と剣の力が、グリフィスに対してどこまで通用するのか、新たな力を得ることが出来るのか、物語も佳境に入ってきました。
今回はグッとファンタジー色が強くなっており、
ガッツ率いるパーティのバランスもよくなった。
装備も強くなって、
いよいよスカッとさせてくれるだろうなぁ、という瞬間で
終わってしまうので、相変わらず次が気になって仕方ないが。
半年に一度のペースなので、やたらとやきもきさせるが
やはり世界観はしっかりしており妙なリアリティがある。
キャラクターも立っている。
とにかく早く続きが読みたいと思わせる。