途中で終わります
★★★★★
「彷徨える艦隊」の続巻がでるまでの繋ぎ程度に考えていましたが
さすがは「老ヴォールの惑星」で読ませてくれた作者です。
植民地の統治とともにロボット、宇宙船、遺伝子改造、アンドロイド、
てんこ盛りで出てきて、さて、これからどうなっていくのやら。なか
なか読み応えのある長編になっています。
ただし、本巻はものすごい途中で終わります。
こんなところで話を止めるかと愕然とするようなところで終わります。
次の「天冥の標 2」は過去の話になるので話の続きはお預け状態です。
待たされている分、減点しようかと思うぐらいでしたが、話にはしっ
かり引き込まれているので満点です。
次巻を読むために登場人物とかの名前をしっかり覚えた方がよいです。
えっと思うような名前が次に出てきます。お楽しみに。
うさぎおいしかのやま
★★★★☆
懐かしい 懐かしい世界 多彩なキャラを動員し しかもそれを惜しげもなくばっさばっさと斬り倒しながら物語は進む なんてゴウジャス! 今はどっか知らんがテラフォーミングされた惑星上らしきところで展開しはじめた物語が やがて宇宙へと舞台を広げていくのだろうか 何でも有りのスペオペだーい好きの古い読者としては そっちへ言っても文句は言いません 読み終えて 「おおっそう来たか!」と思わずにんまりしてしまったではありませんか ちょっとレトロなマッタリ感に浸りながら 続編を待ちましょう
ちょ、おいィ!?
★★★★★
まさにタイトルどうりの読了感で。
パンドラの箱が開き、中に詰まっていた悪夢が噴出したような状態で本書は幕を閉じました。
この植民地自体が何かの実験なのか? あの壁と地下迷路は何なのか? 地下にあったアレはホントにアレなのか? 地獄の蓋が開いたのか? あの人はホントに死んじゃったのか? 植民地はどうなっちゃうのか? ダダー? などなどなど・・・第2章がリリースされるまで、この焦らしプレイに耐えるのは辛いですねえ。いつなんでしょうか、第2章は。もしかしたら、全巻出揃うまで買うのを控えたほうがよかったのだろうか・・・。
途中の展開的に、実はシェパード号は地中に埋まってるのではなく、植民地自体がシェパード号という超巨大な多世代恒星間移民船の船内だったというオチを予想していたんですが、そんな素人考えが通用するような生易しい物語ではなさそうです。
日本SF史上の金字塔になることを期待します。