インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

修羅の終わり (講談社文庫)

価格: ¥1,150
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
Amazon.co.jpで確認
長すぎる ★★★☆☆
長すぎます。
やりたいことは分かりましたが,これは本書の半分以下の量でできるはずです。
そして,だまし方もイマイチ堂に入っていないというか,自分の素直に思ったとおりの展開で,読後はむしろ「これはどのように勘違いすれば良かったんだ?」と考えてしまいました。
もう一度手を入れて再刊したら面白いかもしれませんね。
ラストにがっかり ★☆☆☆☆
三つの物語が最後にどう絡むのかが楽しみで、800ページにおよぶ長編を読み進みましたが、ラストで唖然としました。

一つはまったく他の二つと関係ありません。これが、叙述トリックだと言われればしょうがありませんが。

関連する二つの物語にしても、無理やりというか、うすっぺらな関連しかありません。伏線も?ですし。
一気に読める長ーい話 ★★★★☆
若く正義感に燃える公安警察官の久我、世間と相容れない悪徳刑事の鷲尾、記憶喪失になってしまったある青年の、それぞれの正しい人間性がだんだんと異常な方向へと変貌していく話。

3つの話の関連性をところどころで匂わせつつ、どう繋がるのか?を読者に考えさせるつくりになっていて、800ページの長編ですが、心理描写がうまくてリアリティもあるので中だるみもせずあっという間に読み終えました。

残酷・残虐な部分も目立つので多少の不快感を感じることもあるのですが、それもリアリティのある証拠かと思います。
少し理解するのに時間がかかったけど… ★★★★☆
この物語に登場する三人の主人公、鷲尾・久我・そして記憶喪失の青年…
結末では三人の「修羅の終わり」に行き着きます。三人が出した答えは彼らなりの「正義」であり、同時に「狂気」です。

人間が自分の心の中の柱を失い、そこにうごめく狂気に身を委ねたときどうなってしまうのか…
貫井さんらしい繊細な描写と、「絶対正義」=警察の図式に対する疑問の提起。
すごい作品だと思います!「慟哭」「症候群三部作」とともにオススメの一冊です。

※作中には、レイプシーンが多く登場します。過激な描写ではないと思いますが、少し生理的嫌悪を覚えてしまいます…
読んでいる間は一気に、読み終わった後にゆっくり整理を ★★★★☆
『慟哭』の最後の衝撃より、衝撃に行き着くまで時間がかかりました。

すなわち3つの話から最終章に結びつく関連を理解するのに、読んだ後何度も回想しなければ、???の連続なのです。
こういうプロットは貫井作品ならではですが、内容が内容だけに一気に読めてしまいます。
読んだ後に残る作品というのは、
感動作だけではないのだと実感させられるマニアックな一冊です。