スプラッターホラー
★★★★★
ゾンビ屋れい子等で知られる三家本氏初の短編集との事で早速読んでみましたがこれがまたいいんすよねぇぇ!
もうこんなんええのていいたくなるくらいのダイナミックなスプラッター描写が炸裂します(個人的には地獄のてるてる坊主が一番エゲツなく感じた)スプラッターな話やB級ホラー映画等が好きな方は必見デス!!
ただホントにヤバいくらいグロいので苦手な方は注意!
痛快面白ホラー!!
★★★★★
著者のB級ホラー好きっぷりがビシビシ伝わってくる、良作揃いの作品集。
内臓や血しぶきが飛びまくりつつも、どこまでも痛快! ストレス発散にもってこい!
個人的には「給食の飯田さん」が大好きです。
著者初の短編集
★★★★☆
デビュー以来主に女性向けホラー誌でB級テイストと侠気溢れる作品を発表している作者の初短編集です。
美女アマンダ:民生課にひきこもりの妻への障害者給付金を申請しては断られている不気味な中年男が持ち歩いている買物カゴには…。
画女:内気で絵が好きな少年がいつもオリジナル女性キャラクターを書き込んでいるノートから絵が消えて…。
サクリファイス:冷酷なメイド長の下、厳格な減点制を引かれたあるお屋敷のメイド達。
持ち点がゼロになった時には…。
地獄のてるてる坊主:近所の川原に住んでいる生きた都市伝説『アメミヤさん』。彼女と友達になると誓えば天気を自在に操れる魔法のてるてる坊主をくれるのだが、勝手にてるてる坊主を手放すと…。
給食の飯田さん:小学校の給食室に勤める熱心で明るい美人の飯田さん。給食費の回収がままならず、仕方無く未払いの家庭に集金に行くが…。
線がシャープになり、女性キャラの絵がちょっぴり丸くなって来ましたが、どれも残忍だったり化け物だったり性格が極悪だったりする豊乳で筋肉質な美女(一部は5頭身の少女)が活躍し、どんなに酷い話でもすっきり読ませ、うれしいオマケの書き下ろし短編を巻末に加えた、三家本節が堪能出来る短編集です。
前作の連載物、『サタニスター』がそうであった様に、収録作から連載に発展する作品が有るかもしれないので注目です。短編も良いですが、作者は連載でキャラクターとストーリーを盛り上げていくのが真骨頂ですので早く長編連載が読みたいです。