圧巻です。
★★★★★
これが、ロックンロールのライヴだ!と思わずうなった。
洋楽に精通している方なら御存知でしょうが、LONDON CALLING はローリングストーン誌選定の「80年代を代表するアルバム」第1位なのです。
選曲はその LONDON CALLINGと彼らの最も商業的に成功したアルバムCOMBAT ROCKから多く選曲されています。
LIVEだからでしょうが楽器はドラム、ベースとギターだけ。このシンプルな構成が凄い。前述の2枚のスタジオアルバムと聴き比べていただければわかると思いますが、いろんな楽器がないだけに、よけいにスリリングです。ストレートに疾走していきます。
こんなのに前座やられたんでは、メインアクトのザ・フーもさぞやりにくかったろう。(といってもこの頃のザ・フーやストーンズは当時勢いのある連中を前座に使い真っ向から勝負してた)
これも御存知でしょうがCLASHは1曲当りの時間が短い。(間奏が少ない)全16曲、50分掛からない。
さらに、これも御存知でしょうがCLASHはスカやレゲー等の南国サウンドの影響もあり変則的なリズムもこなすからシンプル・ストレート・スリリングでありながら単調にはならないのだ。楽器を演奏できる方、バンド経験のある方にはわかっていただけると思いますが、とても素人にはコピーすらできないのです。
ピストルズやラモーンズはパンクなのかもしれない。
だが、THE CLASHはパンクバンドでなく、ロックンロールバンドなのだ。と私は思う。持っていて、まず損はないと追記させていただきます。
まぁまぁ…
★★★★☆
クラッシュ大好きですが、期待してた程じゃないかなぁ。
スパニッシュ・ボム、トミー・ガンあたりはもっさりしてます。
ポリス・オン・マイ・バック、トレイン・イン・ヴェインあたりはなかなか良いです★
好みはあると思うけど、個人的にはトッパーの疾走感が欲しいおす。
パンク・ファン、クラッシュ・ファン以外の人が聴いても最高のライブだと思います!
★★★★★
82年の頃は、田舎の高校生でした。クラスにパンクなんか聴いてる奴なんて殆んどいなかったです。話題になるのは、Led ZeppelinやKing Crimson,Kiss,Deep Purple‥‥など。
パンクの話しをしようとすると「Pistolsは演奏ヘタ、Clashはイモだ!」で、いつも軽くあしらわれていました。まともに話しができるようになった頃には、すでに70年代パンクは終焉していましたけど。
Shea Stadiumのライブを聴いて、率直に最高だと思います。DrがTopperじゃないとか、あまりにもビッグに成りすぎて気負いしまくっていたとか、すでにClashのバンドとしての崩壊が始まっていた‥‥など、マイナス評価を付ける要素もかなりあります。しかし、それらを差し引いてもやっぱり最高だと思います。演奏には、力強さと勢いがあって一気に聴けてしまいます。
82年当時、Clashなんて‥‥って、言っていた連中にこのライブを聴かせてみたい。それでも、イモだって言われるかもしれない。(みんな、40代なかばのオヤジだし‥‥。)
でも、そんなことは一切関係ない。ここには、最高のサウンドが詰まっている。それに、彼らのライブには当たりハズレがない。いつも、全力でやっているから‥‥。音源があれば、正式にもっとリリースして欲しい。期待しています。