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ベラボーな生活 禅道場の「非常識」な日々 (朝日文庫)

価格: ¥567
カテゴリ: 文庫
ブランド: 朝日新聞出版
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未知なる雲水さんの生活 ★★★★☆
修行僧の想像を超える厳しい生活を、玄侑宗久さんが滑稽に語ってくれるエッセイ本。
人生、考え方次第でなんとでもなるのかな・と、ある意味勇気を与えられる本でした。
欲深い私は、もっともっとたくさんの修行エピソードを紹介して欲しかった!と思いました。
常識的な本 ★★☆☆☆
 内容は、常識的なことばかりであり、禅を知るものには「非常識」なことはない。ただ、庭詰めでのこっそりと教えてくれる場面は、人間味が垣間見えてなかなか良い。 

 以下、誤りを指摘する。

 プロとはギリシャ時代の聖職者・医者・弁護士のこと。つまり神と職業仲間に宣誓することで認められた職業人である。一方のアマは、オリンピックで貴族が入賞するために、職業的に体の能力を鍛えている人力車夫や郵便配達人などを参加者から排除するために考え出された概念だった。 

*少なくともプロの起源は中世までであり、ギリシャ時代にさかのぼることは出来ない。中世ヨーロッパのキリスト教の聖職者に対する尊敬は、多神教のギリシャ時代と比較することできないほど強固ななものであった。
 また、弁護士というものが出現したのも中世からであり、ローマ法以後である。
軽く読めても心に響く一冊 ★★★★★
NHKのラジオで朗読を聞いて「読みたい」と思い購入しました。
分かりやすい日本語で書かれているため、小学校高学年・中学生にも読めるのではないでしょうか。

【挨拶の力】の最後の一行「深く深く感化するためには、簡単に指導に走ってはいけないのだと思う。」は心を打たれました。
禅道場は体育系か? ★★★★☆
 軽い感じのタイトルで、内容も空いた時間に軽く読むといいエッセイ集です。
 京都の天龍寺の禅道場での日々をユーモアを交えながら書かれている。軽く書かれているが、修行の内容は凄いものがあり、禅道場は体育系か?と突っ込みたくもなる。
 今まで全く知らなかった禅道場での生活を覗き見たような、楽しいエッセイ集でした。
 しかし、読んでいるだけならいいが、私がこんな禅道場に入門したら、すぐに逃げ出すだろうと思います。
楽しい本だが、心には残らない。 ★★★☆☆
 この本は、禅の修行道場の生活を、楽しく教えてくれた。お坊さんの修行だって、ごく普通の平凡なことに悩み、平凡なことに喜びを感じてやっているという、言われてみると当たり前のことがわかった。
 その意味では、肩の力の抜けるような、楽しい本であるし、著者独特のタッチが生きていると思う。
 ただ、私自身少しだけであるが、優れた禅僧の指導で座ったことがある。そのときに感じた、自分の心が、たまらないほどの雑念で身動きできなくなっている事実、そして雑念をそのままに、放っておけるようになったときに感じた、心の底が抜けてしまったような静寂、老師の入れるお茶の一滴一滴を観ながら感じたゆっくりとした時間の流れ、そのような経験に比較できるようなことは、この本には全く書かれていない。
 もし、禅の修業がこの本で書かれているようなことだけなら、スポーツの合宿生活でも、十分体験できることだし、しんどさも厳しいスポーツなら、もっと苦しい。
 何か深い精神性を期待して読むべき本ではないようだ。