松ケン工房
★★★★☆
◆2009年5月発売
■「お母ちゃんな…笑い方、忘れてしもうた」親友をいじめた。誰からも助けてもらえなかったあいつは、自殺を図り、学校を去った。残された僕たちは、それぞれの罪を背負い、罰を受けて、一人の年老いた「かあちゃん」に出会った—。母が子どもに教えてくれたこと、子どもが母に伝えたかったことを描く、感動の最新長編。
シロクマ店長文芸専門店パート1
★★★★★
<感動!>**店長のお勧め**交通事故の被害者であると同時に加害者家族にもなってしまったかあちゃん。夫を事故で亡くした後、息子を一人で育てそして笑う事も楽しみ事も全て拒みながら加害者家族を忘れずに生きて来た人生。そして26年の歳月を経て被害者家族の娘や孫である少年に出会う。少年は、あるいじめに加担していた…。そして、かあちゃんと出会う事で何かが変わって行く…。★章ごとに語る人が変わります。そのため様々な家庭の悩みや問題が浮き彫りとなって来るのですが…。どんな問題を抱えていても子供にとっての母親の存在の大きさは変わらないんですよね。★長年に渡り罪の意識を忘ることなく生きて来た一人のかあちゃの姿。その姿から何かを感じ汲み取ってくれた少年がいたことが、どんなにこのかあちゃんにとって救いだったことでしょう?★『生まれてきた瞬間、いちばんそばにいてくれるひと、あなのおかげで僕はひとりぼっちではありません』。思わずこのフレーズに涙してしまいました。★著者の作品『とんび』と同じ位素敵な作品です。
スマッシュ
★★★★★
「償う」ということや「親子」、「ともだち」など、色々なことを考えさせられます。ラストで大きな感動とともに涙が溢れ出てくる作品です!!
シロクマ店長文芸専門店パート1
★★★★★
<感動!>**店長のお勧め**交通事故の被害者であると同時に加害者家族にもなってしまったかあちゃん。夫を事故で亡くした後、息子を一人で育てそして笑う事も楽しみ事も全て拒みながら加害者家族を忘れずに生きて来た人生。そして26年の歳月を経て被害者家族の娘や孫である少年に出会う。少年は、あるいじめに加担していた…。そして、かあちゃんと出会う事で何かが変わって行く…。★章ごとに語る人が変わります。そのため様々な家庭の悩みや問題が浮き彫りとなって来るのですが…。どんな問題を抱えていても子供にとっての母親の存在の大きさは変わらないんですよね。★長年に渡り罪の意識を忘ることなく生きて来た一人のかあちゃの姿。その姿から何かを感じ汲み取ってくれた少年がいたことが、どんなにこのかあちゃんにとって救いだったことでしょう?★『生まれてきた瞬間、いちばんそばにいてくれるひと、あなのおかげで僕はひとりぼっちではありません』。思わずこのフレーズに涙してしまいました。★著者の作品『とんび』と同じ位素敵な作品です。
☆☆山七幸芸堂☆☆
★★★★☆
【6/14毎日新聞掲載!】郷里の母親に電話したくなりました!p(^^)q★☆重松清/著、講談社、2009年5月発行
価格:1,680円