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屈辱ポンチ (文春文庫)

価格: ¥450
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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マンガ風小説失踪タンタン感 ★★★★☆
町康を最初に読むならこれか「くっすん大黒」「夫婦茶碗」で良いと思います。
それ以降は少し狙い気味というか・・
充分に楽しめる。小説をマンガにアレンジした作風です。
パンク時代から気にはなっていた人ですが。すっかり読まれつくされた感もありますが。
やっぱり町田は面白い ★★★☆☆
どちらも町田節が全開の中編小説です。ダラダラと改行が少なく続く活字の連続は、読み進むうちに脳内に痺れるような町田ワールドに支配されてしまいます。

内容も典型的なダメタイプの主人公が巻き起こす脱力的努力の連続です。だからといって「またかよ」といって読んでいて飽いてしまうわけでは全くなく、やっぱりそれでも面白い。町田氏は凄いなと。
最高 ★★★★★
町田康の独特の文体は、読む人に軽快なリズムと爽快感を与えてくれます。そのスピードは止まることなく最後まで走り抜けるように読む人を殴りつけます。おもしろくて、少々浮世離れしているかと思いきや、それは隣の部屋で行われているかのごとく近い存在の様な。抽象的な表現になるが、自分の中がパッとするというか、そしてホッとする。酒でも飲みながら一人でげらげら笑って酔っ払う。そんな世界観が見えた。広くて狭い、自分と世界の距離。深い意味を帯びているだろう話に、笑いというオブラートをかけて展開されるさまは、まさに町田ワールド一色で頭がさがります。
おもしろすぎ ★★★★★
収録されている2編の小説は、まるでパンク・ミュージックのように、最後までハイテンションで突っ切ります。
その独特の世界に感服しました。こんな発想は一体どこから出てくるのだろうかというくらい、最高に奇抜で独特な世界が構築されています。
それは、くだらない事を必死に考えに考え抜いた末に、出来上がった世界なのです。
一つ一つのネタが、いい意味でくだらなさのMAXを振り切っている感じです。

また、すばらしいなと思ったのは、主人公に最低限の道徳観を持たせた点です。わかりやすく言うならば、主人公は「つっこみ」の役目を果たしています。本作は、どいつも好き勝手やってばかりの「ボケ」ばかりですが、そこにちゃんと主人公が「つっこみ」を入れることで我々一般人にも感情移入する余地を作者は与えてくれています。
そのバランス感覚が見事です。私は、本作が町田康氏の初体験でしたが、そんな氏の才能に感服いたしました。

結局 ★★★☆☆
一言で言うと、漫画な世界。漫画的なストーリーをあえて活字にしてみた、という印象をうけた。その点、読みやすさは抜群であり時間を感じない。
おバカでポップでパンクな作品である。どことなく、話の設定が安部公房に近いものを感じる。これをオモシロイと思った人にひは是非、安部公房をすすめる。