父としてのひとつの在り方
★★★★☆
本書では、子育て期が特別なライフステージであることを
まず確認させてくれます。家庭について、妻との関係について、
子どもとの関係について、などを一般的な現代の子育てを
している妻の視点から問題提起してくれています。(この本を
きっかけに、妻と話し合うたたき台や機会にして欲しいと。)
男性にとっては、なかなか厳しい視点や提言と感じられる
かもしれませんが、それらを偉そうな態度や強い主張をせずに、
うまく伝えようとしてくれている所に非常に好感が持てます。
子育てをしている男性には、おすすめなのはもちろんですが、
子育てをしている女性や結婚した若い夫婦が読んでも、とても
ヒントになることが多いと思います。先人の経験から色々と
学ばせてもらいましょう。
自分自身を含めて、現在の若い世代の人には、個人の自由を
結婚後も、そして、親になってからも、持ち続けたいという
感覚が少し強いのかもしれません。しかし、この本は、もっと
大切なことに気が付かせてくれるかもしれません。