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トップMBAの必読文献―ビジネススクールの使用テキスト500冊

価格: ¥2,520
カテゴリ: 単行本
ブランド: 東洋経済新報社
Amazon.co.jpで確認
カタログとしては有用 ★★★★☆
 本書を活用する上で誤解してはならないのは、米国のビジネススクールの講義は、日本の大学のように指定された教科書の内容を解説していくといったものではないということです。
 むしろ、テキストは予習段階で読んでおく程度で、講義自体は「ケース」と呼ばれる事例問題を議論しながら進めていくことがほとんどであり、テキストに書いてあるようなことは基本的には説明されません。
 そのような事情もあって、日本の教科書のように講義で解説・補完されることを前提とせず、自己完結的かつ丁寧に説明されていて自学自習に適したものになっています(そのかわり分厚く高価であることが多い)。

 したがって、本書に大学名が記載されていても、それはそのような位置付けのテキストとして指定されているという程度であり、紹介されている文献の内容がその大学で講義されているとは考えない方がいいと思います(サブタイトルの「使用テキスト」というのは若干ミスリーディングかも)。
 その意味で、本書を手に取って、紹介されている文献を読めばその大学の講義の雰囲気を味わえるのではないかと考えた方がいるとすれば、その期待には沿えないと思われます。

 もちろん、紹介されているものは名著で一読の価値があるものが多く、多数の大学でテキストとして指定されているものはそれなりの評価を受けている定番の文献ですので、本書は、評判のバロメータ付きカタログとして使用するのが良いのではないかと思います。
英語の本の紹介。和訳は無いかあっても古いことが多いのが悲しい。 ★★★★★
ビジネススクールのテキスト(英語の本)の紹介。
和訳は無いかあっても古いことが多いのが悲しい。
(流行本でない)保存版名著リスト ★★★★★
トップスクールで推薦または参照(教授による)される500冊のリスト、75冊のコメント(3−5行)、41冊の概要とポイント紹介(3−4ページ)の3部構成になっており、それぞれの推薦書に代表的な参照スクール名が紹介されている。

41冊に関しても3−4ページなので「読んだふり」まではいかないが、原著に効率的・効果的にチャレンジする前の「指南ガイド」としての位置づけとして読者側の労力を大幅に削減できるのは事実だろう。 特に、類書と違い、内容の抽象的な概略のみでなく、「本書の主なメッセージ」という形でポイントが箇条書きされているのは非常に便利。

前書きにも書いてあるが、本書全体のメッセージとしては「流行本100冊読むなら、バイブル1冊を繰り返し読め」ということ。確かに日々出版される裏づけの薄い同じようなタイトルの流行本よりは、長年に渡り多くのトップビジネススクールで参照される理由のあるバイブル書を精読したほうがいいに決まっていると思う。英語がうまくならない自分が新しい英語の本に賭けて買い続けるのと同様だが、腰を据えて浮気をせずに原点を攻略したい。
辞書的に活用できる ★★★★☆
これは物語のように通読するのではなくて、ビジネス関連について何か勉強をしたい時に、これを参照するような使い方として、非常に便利ではないかと思いました。そういう意味で、手元に置いておくと良いかもしれません。