考えるサッカー
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「考えるサッカー」と言われても、試合中に頭をメインに使っていたら、動きがとてつもなく鈍くなります。
考えるサッカーは正しく言うと、「動きの意味を知るサッカー」であり、そして、試合までに、その意味を頭から体に落とし込んでおくべきものです。
この本は、攻守ともに、ひとつひとつ納得のいく「動きの意味」を教えてくれます。
「攻守ともに」ということは、攻める側も、守る側の判断を知り尽くして、攻めることができるということ。逆もまた同じです。
どんなプレーヤーでも、この1冊で、十分すぎるくらいの「考えるサッカー」を実践できるでしょう。
サッカーが面白くなる
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この本の中で役に立った部分は3つです。
1.パスの優先順位
ボールを持ち顔を上げたとき、まずは「どこにパスを出すのか」
考えますよね。
そのときに「できるだけ遠くの、ゴールに近い味方にパスを出す!」という当たり前の法則を知ることができました。
これを読んでから前方を見ることが出来るようになり、効果的な
スルーパス、くさびのパスを出せるようになりました。
(僕はMFです)
2.前方へのランニング
「裏のスペースへ走れ」「スルーパスを受けろ」
よく言われることですが、どうすればいいかなんて分かりません。
ですがこの本では、2人、3人が連動して動いて味方の
走りこむスペースを作るというすばらしいアイデアをもらう
ことができました。
たとえるならば「2005年ガンバ大阪」でしょうか。
あれができたらすごく楽しいでしょうね。
3.スペースを作る動き
狭いスペースではボールコントロールが難しい
だからコートを広く使おう。
当たり前に言われることですが、これも「具体的には?」と
聞かれるとよく分かりません。
この本を読んでからその大切さがよく分かり、チームのために
広くスペースを作ることを考えるようになりました。
また「オーバーラップ」「ダイアゴナルラン」「クロスパス」など
の高度な動き方も自然にできるようになりました。
サッカーのプレーの幅が大きく広がりました。
ほかにも「ドリブル」「守備のキーポイント」など非常に役立つ
部分が多かったですね。
勉強になりますよー
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技術書であり、戦術書であり大変勉強になった。
スペースの作り方を学ぼうと思い、読んでみた。
他にもクロスのあげかた、セットプレーの意味などは
あぁ、そうなんだと納得したし、実際やってみようと
思うに違いない。
サッカーを理論的にプレイするには最適な本だろう。
ダイレクトプレー
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最近の日本サッカー界の流行語「ダイレクトプレー」。 私は、この言葉とこの本で最初に出会ったと思います。 後に日本協会指導指針なるもので大大的に有名になりましたが。 チャールズヒューズ氏の指導書はわかりやすく大変参考になります。 その中でも最も分り易い一冊ではないでしょうか。 なにせ、表紙がロマーリオですから尚良いですね。
この戦術とセレソンの個人技が融合したら超スペクタクルなサッカーになるでしょう。 少年サッカーコーチ必読の一冊です。