あとからジワジワ実感できる1冊
★★★★★
最初に読んだときには、そんなに実感できなかったけれども、
あとになって読み返してみると、「確かにその通りだ!!」と。
20世紀の日本では生き残れた社長(リーダー)も、これからの21世紀型の社会では
生き残れない。
生き残る手段は、この書籍を素直な心を持ち虚心坦懐に受け止めることで可能である。
優れた経営者たちの行動から学ぶ。
★★★★☆
優れた企業家と経営者には、共通点がある。それを模倣するのが、会社を存続させるエグゼクティブの「道」である。
千田琢哉氏が、3300人のエグゼクティブと接することで、「存続社長と潰す社長」の共通点を、鮮明に浮かび上がらせている。
私も、優秀な数人の70代の会長との交流から、「その考え方と行動が似ていること」を学びました。
特に、創業者の目利き力と、GIVEの精神、豊かな社交性には、リーダーとしての資質を感じる。
この本から、会社を存続させるための社長の資質や行動パターンを真似ることで、二代目、三代目の後継者には、必要な要素を学ぶことができる。
世代を重ねて受け継がれ、200年以上創業者一族が経営している「エノキアン協会」に加盟する世界の老舗には、それなりの人物を育てる環境がある。
大企業になっても、新入社員との会話をキッカケに、自筆で、「今年もよろしく」と一筆添える社長は、人気があるのだ。
これは継続して、「できそうで、できない」ことでもある。
p96「挨拶」とp160「直言」は、すぐにでも実行できる項目です。
部下からの挨拶を待っている上司、組織図を作るのが楽しみな経営者の情報音痴など…。
時々、机の引出しから取り出して、自分の行動を振り返る「鏡」として貴重な1冊です。
裏の裏はただの表だったりして!?
★★★★★
繰り返し読み直しても飽きが来ない本です。
すごく読みやすくて簡単な内容だと思っていたら、
二度三度読み返せば一言一句に秘められた解釈に
よってコクが出てきます。
70項目すべてについて身近な複数の社長さんを
思い出しながら「あるある〜」と思わずニヤつい
てしまうようなエピソードを交えて見事に的を射
た解説がさらりと書いてあります。
人間観察ってたいせつなんですねぇ。
各章末に挿入されたコラムも読み応え抜群!!
あと私の大好きなイラストレーターの絵入りで、
見事な調和がとれた作品だと感じました☆
余計なお世話ですが、すごく贅沢な作りでお金が
かかっていそうな本だと感じました〜
社長・上司・先輩になる方に・・・。
★★★★★
存続社長と潰す社長という相反するものを対比した話ですが、将来的に起業する方だけではなく、クラブ活動で将来先輩となる学生さんからいつかは昇進して部下を持ってと理想に燃える方まで参考にある一冊です。
一分の遅刻と一時間の遅刻について、この違いの説明は痛快。
存続社長は、「できた人」、潰す社長は「できる人」
さてさて、この意味がわかる時には、すでに周囲から「できる人」と紹介するようになっているかもしれませんよ。
その前に読んでおいて損はないと思います。
変われるうちに読む一冊です。
存続社長は、中途半端な時期からスタートする。潰す社長はキリのいい時期からスタートしようとする。これってまさにダイエットでも禁煙でも一緒ですね。仕事以外にも役に立つ、まさに異業種から学ぶ一冊ではないかと思います。