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ナース (ハルキ・ホラー文庫)

価格: ¥600
カテゴリ: 文庫
ブランド: 角川春樹事務所
Amazon.co.jpで確認
「日本赤十字」「航空機事故」「未確認物体」の固定観念 ★★★☆☆
スプラッタホラー的な環境の描写や、登場人物の気質を
「看護師でさえも………」
「看護師であるがゆえに」
のように看護師を基準にしている表現が多い。

看護師という職業は確かにそういう部分もあるだろうが………
日本赤十字という職場、看護師という職業に対する説明描写が少しくどく感じる。

他の方々がレビューに書かれている事を、私も感じた。
テーマというかタイトルが「ナース」ですから………
突っ込んではいけないのかもしれないが。

久々にスプラッタ描写の小説を読みながら、その壮絶な世界を頭で映像化していた分、
結末にかけてが「あれ?終わり?」のように、
少し拍子抜けした感もある。
これについても、突っ込んではいけないのかもしれない。
スプラッタとナース ★★★☆☆
久しぶりに
トンデモ本にぶちあたった

この作者は

スプラッタとナース

が好きなんだろうなあとしみじみしながら
久しぶりに本読んでて声出して笑った

おすすめはしないけど
トンデモない話を読みたい人にはおすすめします
見事なブロ意識の看護婦を描いた傑作 ★★★★☆
ジャンボが山中に墜落!
乗員乗客500名はゾンビと化した!
男達の医師団、消防団、警官、自衛隊が逃げ出した中、
七人の看護婦はゾンビに立ち向かう!
天才正紀の傑作アクションホラー!!
短か過ぎて、物足りないと思うだろうが、
謎を全て説明しないのがホラーである。
理路整然と説明してはSFになってしまう。
天才正紀はホラー作家としてももちろん天才であった!
ディーン・R・クーンツ が同じネタで書いたら少なくとも2倍、
スティーヴン・キング なら7倍の長さになるであろう。
見事に刈り込んだノンストップアクションに一気読みせよ!
「男前」な看護婦を描いて、痛快 ★★★★☆
 山田正紀氏のホラーは初めて読んだ。語弊があるかもしれないが、面白かった。出だしのところに「ナイチンゲール誓詞」と、この物語を引っ張る理恵の「私たちはナースだ、世界が病気になったら治してやりゃあいいんだ」という啖呵が並べて書いてあり、それがストーリーを端的にあらわしている。
 星を一つ減じたのは、「謀殺の翼」でも感じたように説明が少々くどいと思ったから。航空機が墜落した現場だ、そこまで書かなくても読者は十分想像できますって。
 離断遺体、部分遺体、頭部と脊椎だけ、みたいなものがこれでもかと出てくるので、そういうものが苦手な方はやめた方がいいかも。
 でも、いろいろ突っ込みどころはあっても、男前な女性たちの活躍は一読に値する。
なかなか壮大なんですが・・・ちょっと厳しい評価をします。 ★★☆☆☆
死体がやたら襲ってくるアクションホラー。
直球勝負のストーリーは面白い。
のですが、この作家さんは、ナースとはこういうものだ、というフレーズが多すぎて辟易しました。
主人公たちの全ての行動を、「ナースという職業の女性」だからこういう行動に出るんだ!と強引に押しすぎ・・・。
これって、人物描写が甘すぎな、未熟な筆力を誤魔化しているような・・・。
ストーリーテリングはそこそこ悪くないのですが、どうも作者の偏執的な変な思い込みが効きすぎてしまって、やや興ざめします。
読者がストーリーの流れから自然に広範な知識を得られ、展開に入っていけるものが一流の小説ですが、「説明文」が多すぎるのもまだまだ甘い。
全体的に面白いのに残念。

D・R・クーンツやウィリアム・ピーター・ブラッティ、R・マキャモンのような作家の作品を一級品として、R・レイモンのような作家の作品を欠点もややあるが面白いB級、それ以下のそこそこ面白いけど心には残らない読み捨ての作品をC級とすると・・・・。
本作は読んでいる数時間は楽しめる程度のC級といったところでしょうか。
払った料金分だけは楽しませてくれます。