ノルディック・ボッサや、イタリアン・ボッサ、フレンチ・ボッサといったヨーロッパのラウンジ系ボッサに対する本家ブラジル人達の答えがこのアルバムと言ってもいいかもしれない。ベベウの落ち着いた歌いっぷりにアコースティックな音と打ち込みの音を巧みにミックスしたサポート、しかもそれらが嫌味に感じることはなく、それどころかブラジルのニュー・ボッサと言ってもいい誇りと余裕すら感じられる。
あ、でもしっとり、穏やかな感じなので、「夏!」って感じ、ブラジル!って感じじゃありません。念のため。