「論理的で正しい提案をしているのに受け入れられない」そんな想いをした事は誰しもあるはず。
"共感なきロジックは、納得を生まない”これが原因。
本書は、共感を得て目的を達成する方法を、多くの例を交えながら紹介している。

　ビジネスだけでなく、家族との会話などにも役立つノウハウが満載です。
説得に困った時、デリケートな話をする時、このノウハウが役立ちそうです。

著者の「問題解決プロフェッショナル」「戦略パワープロフェッショナル」「戦略サファリ」含めて全て読んできました。どれも「ロジカル」とはどういうものなのかをわかりやすく記述しており、当時の私の頭を鍛えるには最適のものばかりでした。しかし、今やロジカルであることだけで仕事がうまくいくような時代ではなく、そもそも「何のために」事業や仕事をしているのか？という「パッション」。それを回りに伝えて人と一緒にまたは人を動かしていく「共感力」がなければ、うまく動かしていくことができないと日々感じています。そもそも人間は感情で動くものなので、当然といえば当然ですが。「ロジカル本」の代名詞でもある著者がこの分野に踏み込んだことがそれを示していると理解しています。「ハイコンセプト」「解決思考の実践マネジメント」などと合わせて読むと非常に「頭の皺」ができてよいと思います。

ＭＢＡ的ビジネス書はもう卒業したい人。
その手の類の本をいくら読んでも「デキる人」になれない人。
そんな人のための必読書。

ケースが豊富で、かつオリジナリティに溢れている。
これまで数々の傑作を著してきた
二人の著者が手を組み、満を持して世に送り出した。

大事なのは、個人の知識でも、スキルでも、ノウハウでもなく、
状況をうまくマネジメントする力であることに気づかせてくれる。

新人、中堅、管理職、役員、
全てのビジネスパーソンにお薦めしたい！