芸能界のアイドルではなくロボット“iDOL”のマスタープロジェクト・オーディションに合格した春香(井口裕香)やたち少女の戦いを描いたSF青春ロボットTVアニメーションのDVD第9弾最終巻。第24話「復興暦百八年」インベルと融合することに取り憑かれていく千早(清水香里)と、トゥリアビータ基地に潜入して彼女と、そして義母テル・ロ・ウ(池田昌子)と対峙するあずさ(櫻井智)。iDOLに魅せられ、取り込まれ、そして翻弄されていく女たちの狂気の図が悲しい。第25話「春の雪」トゥリアビータもiDOLもすべて消滅させようと朔響(竹若拓磨)ら“グランドロッジの猫”が図る緊迫状況下で、春香は雪歩(堀江由衣)と再会。裏切られた者と裏切った者、希望を捨てない者と絶望に取り込まれた者、かつての親友同士の戦いはどのような決着を迎える? 第26話「月とペンギン」は最終回。自らを犠牲に地球を救おうとするiDOLにあえて乗り組む少女たちのフィナーレ。シリーズ全体を通して、メカと少女のラブストーリーは見た目ほど甘くも可愛くもなく、かなりシビアで壮烈なものであった。『舞-HiME』シリーズと相似したキャスト・システムや裏切りなどの展開に戸惑ったのも一瞬で、後はオリジナリティに富んだ少女たちの愛をめぐる希望や嫉妬の劇が見事に構築されていたように思う。毎回のラストからエンドクレジットの見せ方にもわくわくさせられた。(増當竜也)
異言。
★★★★★
結局、これって、なんだったのか?そして、何を生み出したのか?
改めて、最初から見なおして、ファンでない私でも、『なんで、アイドルマスター!?』だった…
ここまでやったのだから、どうせなら、『俺は認めないが、作品としては、面白かった』とか、『なるほど、だから、あえて、アイドルマスターでやったのか』だったら、まだ“救い”はあったのかもしれないが、良くも…いや、悪い意味で『近年のロボットアニメ』だったのがダメだったのか…
すでに、風化し、すっかり過去の作品となり、私が言った『語り継がれるべき作品』にもならなかった…
結局、この作品で生み出したモノは、原作ファンとアニメファンの対立だけだったのかもしれない…
観終わり、最後に、こう思う…オリジナルか『舞-HiME』だったなら、作品(話)としてはどうかは分からないが、作品自体は、好評も悪評も含めての正当な評価を受けたんじゃないのかな?そういう意味では、正当な評価を受けられない不遇の作品なのかもしれない。
ただ…やはり、今後、“原作とアニメ化の関係”の事を考えると、これ程、参考や資料になる作品は、他には、そうは無いと思う、そういう意味では、これは、アニメファンの全てに観てもらいたい作品だと思うので、★5で。
個人的な、作品自体の評価は、★2ですが。
良くも悪くも...
★★★☆☆
そのまま評価すれば☆3です!ラストは上手くまとめたと思いますが正直24、25話で盛り上がり過ぎてラストがちょっと弱く感じましたね! ただ個人的にはせっかくオープニングの後に千早も仲間みたいな感じでみんなが写っている写真出しているんですからそれを活かしてもちろんあずさも千早も死なずに千早が仲間になるってストーリーで見てみたかったです!春香と雪歩のやり合うのももっとラストの方ではなく中盤辺りでやって後半はまたコンビでといってもマスター同士としてですけど一緒にやっていく感じの方が個人的には良かったかなと思います!
全巻買って大失敗
★★☆☆☆
あまり、辛辣な評価は書きたくないんですが、ちょっと酷いので書かせてもらいます。
私は、原作を知りませんので、この作品のみの評価になります。
まず、ラスボスと戦いすらせずに大円団になった作品を初めて見ました。
今までの流れは何だったんでしょう?
アウリンをラスボスと位置ずけ締めたと言うのならば、わざわざ9巻も出さず、1、2巻で終わらせばいいんですよ。
はっきり言っていろいろ風呂敷広げ過ぎて何も出来なかった作品と言わざるをえませんね。
かつてのエヴァもそうでしたが、ラストでスタッフが逃げているとしか思えないこうゆうラストは最悪です。
我々購入者は、高い金を払って、スタッフの作り出す幻想の世界を楽しみに買っているんです。
おそらくは、最終的な評価で批判されることが怖くてこうなるんでしょうが、もっと自分達の作り出す幻想に誇りと覚悟を持って臨んで欲しいと思います。
かつてのゼータガンダムのラストを見て、誇りと覚悟を勉強して欲しいものです。
因みに、ゼータガンダム放映終了直後は大ブーイングで物凄かったですが、私は作品の流れからいって最高のラストだったと今でも思っています。
もっと自分達の作り出した世界を書ききる気合いを見せて欲しいものです。
何をおっしゃる。これも立派な「THE IDOLM@STER」です
★★★★☆
バンダイナムコゲームス「THE IDOLM@STER」原作の
TVアニメ『アイドルマスター ゼノグラシア』第24〜最終話を収録したDVD9巻です
アイドル育成ゲームをサンライズが大胆に脚色し、近代日本の世界観の中
「舞-HiME」「舞乙ーHIME」を彷彿させるメカと美少女のリアルな融合が魅力的です
(総合6.3/10点)
第24話「復興暦百八年」★★★★☆7/10点
敵陣へ潜入するあずさの後悔と戦闘力が特出しています。
巨大斧で襲い来るリファ軍団のあどけなさとのギャップはまさに恐怖。
夢と知りつつ、理想に溺れた人の末路を悲しく描き、
真実を知るやよい共々、やるせなさを終局へ収束させた物語です。
第25話「春の雪」★★★☆☆5/10点
超重量級アイドルの殴り合い作画が凄いものの、帰京するやよい、
「拳で語る」伊織の単純さなど、春香、雪歩より周囲が秀でた印象が強いです。
愛されるのではなく、愛する心の在り方をあずさと真、千早と雪歩の
2組で対極的に描写した狙いが判る点に感心。なるほど。
最終話「月とペンギン」★★★★☆7/10点
アウリンへ向け、アイドル4体最期の刻へ。
別れの悲しみの中、素晴らしいやよいの人柄、憑き物が落ちた真の純真さなど
人物描写が清々しくはんなり。アイドルとの恋の姿は違和感ありでしたが、
本作序盤のBGM、出撃場面、恐れを知らぬペンギンを再度要素にし、
これも「THE IDOLM@STER」であると胸を張り、初心貫徹した点が好感触。
(総評)
主人公・春香同様、自由な発想でやりたいようにやった製作陣の潔さが
高い完成度を生み出したのだと思います。逆に原作を意識しすぎた場合、
萎縮したプロモ作品程度になっていたかもしれません。いい作品でした。