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天才画の女 (新潮文庫)

価格: ¥620
カテゴリ: 文庫
ブランド: 新潮社
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竜頭蛇尾 ★★☆☆☆
かつて竹下景子主演でドラマ化されたことがある。その時も感じたが、竜頭蛇尾な作品である。途中でネタそのものは割れるし、あとはただ大したことのない展開を見せるだけで、まあ先にドラマを観てしまったせいもあろうが、それをのけても結末に向けてさしたるクライマックスはない。
結末に新たなおもしろみ? ★★★☆☆
「人はパンのみにて生くるにあらず」とは聖書の言葉だが、ではなんで生きるのだろうか?
それは好奇心に違いない。

光彩堂のオーナー中久保は、上顧客の寺村が気に入った無名画家を全面的にバックアップして売り出そうとする。
中久保がその無名画家降田良子にあった印象は、「無愛想」だった。
一流の画廊の主人が訪ねてきたのに、絵をほしいといっているのに、その無名画家はさほど喜ぶことはないのだった。

ということで、ぼくはこの無名画家の謎を中久保が明らかにしていくのかと思っていたら、新たな展開を見せ、その競合店である叢芸洞の支配人小池がその無名作家の謎を解いていくのだ。

動機は好奇心だ。
競合店が力を入れている無名作家だからといって、ここまで探ることもないだろうと思うのだが、それがちっと不自然でない。

松本清張の文章力なのかも知れないが、読んでいくウチに、「人間で好奇心が生命力の源なんだ」と思いつつ、最後まで読んでしまった。

結末は、新たなおもしろみ?(展開??)がある。
最近は松本清張と三島由紀夫を読もうと思っていたのだが、当分は松本清張ばかり読んでいくような気持ちにさせる本だ。
清張お得意の絵画ミステリー ★★★★★
 松本清張は絵画に関する推理小説をいくつか書いているが、本作品はその中の長編に属するものである。もっとも、長編とは言っても300頁程なので、読みやすい長さであると言える。

 本作品の内容をかいつまんで言えば、ある新人女性画家の絵画作成の秘密をめぐって、ある画廊支配人が推理を働かせていくというものになっている。あとは文庫の裏表紙にある説明を参考にしていただきたい。

 この作品の評価であるが、清張らしく画商の業界内部の事情を細かく描きつつ、サスペンスの筋の運びも最後まで緊張感を落とさない優れた作品であると言ってよい。また、本作品においては殺人事件などの犯罪が発生するわけではなく、推理小説ファンでなくても十分に楽しめる娯楽小説ともいえるのではないだろうか。

絵画ミステリー ★★★★★
 松本清張は絵画に関する推理小説をいくつか書いているが、本作品はその中の長編に属するものである。もっとも、長編とは言っても300頁程なので、読みやすい長さであると言える。

 本作品の内容をかいつまんで言えば、ある新人女性画家の絵画作成の秘密をめぐって、ある画廊支配人が推理を働かせていくというものになっている。あとは文庫の裏表紙にある説明を参考にしていただきたい。

 この作品の評価であるが、清張らしく画商の業界内部の事情を細かく描きつつ、サスペンスの筋の運びも最後まで緊張感を落とさない優れた作品であると言ってよい。また、本作品においては殺人事件などの犯罪が発生するわけではなく、推理小説ファンでなくても十分に楽しめる娯楽小説ともいえるのではないだろうか。