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イスラム金融はなぜ強い (光文社新書)

価格: ¥777
カテゴリ: 新書
ブランド: 光文社
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入門書としては最適では? ★★★★★
イスラム金融の初心者として本書を購入しましたが大変満足しました。内容的にはやさしすぎず、難しすぎずというところです。イスラム金融特有の用語もあえて翻訳せず、それぞれのスキームについては図解入りで説明してくれているので、1回読んで頭に入るものではないにしても、レファレンスとしては大変有益です。またイスラム金融の本質についてもだいぶ理解できたと思います。他のイスラム金融の本は読んでいませんが、おそらく初心者は本書1冊買っておけば大丈夫と思います。お勧めします。
イスラム金融をより深く知りたい方にお勧め ★★★★☆
イスラム金融の仕組みだけを説明する本は多数あると思いますが、
この本の特徴はイスラム世界の価値観といった基本的な背景まで、
丁寧に説明しているところでしょう。

イスラムといっても国によって微妙に温度差がありますが、
その辺りについても十分にフォローされています。

さらに、代表的なイスラム金融商品の仕組みについて、
具体例などを用いながらわかりやすく説明していますので、
表面的な理解だけで十分な方より、実践的な理解が必要な人向けの本でしょう。

最後にイスラム文化のまとめがあり、それだけでもおもしろいと思います。
ただ、前半と中盤で内容が重複している部分があるので、少ししつこく感じる方もいるかも。
それから、「なぜ強い」のか今ひとつピンとこなかったのは、私の読解力不足でしょうか。

それはともかく、異文化に少し浸ってみたい方は是非読んでみてください。
金融業界の人には、欧米のシステムについて改めて考えるいい機会になるかもしれません。
現時点での最良の入門書。 ★★★★★
2009年初頭現在、昨今話題のイスラム金融について
日本語で読むことのできる最良の入門書ではないだろうか。
筆者は元日銀マン。イスラム金融についての調査は
赴任したシンガポールで出会いがきっかけという。

内容はイスラム金融成長の背景・仕組みなど基本的事項のみならず
イスラム金融取引の現場・シャリアの精神そして我が国・
日系企業とイスラム金融との関係にまで触れられており、
わずか一年前に出版された筆者の前著に比しても
質が格段に上昇している良著である。
けっこうよかった ★★★★☆
まえまえから気になってたイスラム金融。
しかし、そもそもイスラム金融とは何なのか? 広義として「イスラム教の教えに則った金融」ってことで、金利というものがなく、教典で禁止されていること(アルコールとか豚肉食)関連の企業への投資が行えないってことぐらいしか知らなかった。
というわけで入門書感覚で購入。
結果から言うと自分はこの本をけっこう気に入った。 イスラム金融についての初めて読んだ本なので比較対象が無いせいかもしれないが、けっこう踏み込んだところまで書いてあると感じた。
内容はイスラム金融の概念的な、基本となる部分も大きく取り上げてあり、さすがに新書一冊で網羅しきれてはいないと思うが、概要は難なく把握できる。 中盤以降からは、イスラム金融における取引の実態や、さらにイスラム教の特質のようなものも書いてあった。
文中には「シャリア」「リバー」「ガラル」「マイシール」「スクーク」などなど、いろんなイスラム金融ならではの用語(一般的な用語に置き換えれるが、、)が登場し、知っておいて損はない。
またイスラム金融関連の機関ではイスラムの教義も複雑な金融も理解できる有識者委員会が設置してあるなど、新発見も。
日本的なイメージだと、、、 金融アナリスト兼お坊さんの集まり
・・・ですかねぇ。
読んだ感じでは入門には向いていると思いました。
読み物であるが、専門書の含蓄も ★★★★★
一気に読み進め、読了後、不思議な満足感が得られる本。

新書だけに軽いタッチで書かれているが、随所に具体例や小話などがあり、
この分野に全く知識がない人でも面白く読み進めることができる。
それでいて、イスラムの思想や金融の難しいところもしっかりおさえられている。難しい技術的な部分は、関係ない人は読み飛ばせばよい。
重要なのはお金の使い方のところ。この分野と全く関係ない人でも考えさせられることがある。

物足りないのは、実務についての情報が少ないところか。
しかし、新書でもあり、著者の方はいろいろなところで
実務情報を提供しているのだろうから、本書は多くの人向けに書かれたもの
ということで仕方がない。

斯界の書籍は数冊あるが、間違いなくこれがベスト。