6人が6人、強烈な個性を持って悩みに丁寧に親身になって答えていて、非常に好感が持てるものばかりです。
時折ピーコさんなどが説教を始めたりするのも愛嬌。とっても真剣に説教してくれています。
そして、何よりもすごいのはTETSUYAさんのコメントです。一つ一つの助言が思わず声を上げてしまうような素晴らしいものばかり。
大人として温かく質問に答えているし、言葉がとても詩的できれい。本当にきれいなんです。
彼が最後の回で使った「1人悩み続ける中で苦しむ心を表現していたら、10年後、有名なパラソル画家になった。」
という助言は今も常に携帯してお守り代わりにしているほどです。それでいいんだよ、というアドバイスをこんなに
きれいに表現するなんて、本当に悩みを相談した高校生がうらやましいと思いました。
彼の言葉を読めるだけでも価値があるでしょうし、他の5人もとてもいいアドバイスをしています。
時折TETSUYAさんの真似をして詩的なアドバイスをしようとして撃沈しているものがあってそれはそれでおもしろい。
小学生、中学生の子なんかはこれを作文教材として使ってもいいと思いました。
自分もかつて真摯に悩んでいた時期を思い出し、じゃあ今どうなんだろうって
問い掛ける(小さな)きっかけになる本です。
大人が読んでもいいと思う。
また、10代のお子さんを持つ親御さんにもいいと思う。
絶対子供の悩みをばかにできないと思う。
ピーコさんやtetsuyaさんの回答はとても興味深いです。