手塚治虫の話は最高です。
しかし解説は蛇足で的外れ。ない方がよい。

単なる焼き直し出版だと高く売れないからなのか分かりませんが、この解説している人にも印税の一部が行っていると思うと腹立たしいです。
解説なしで出版することを望みます。

この本には、はっとさせられることが多い。
手塚治虫さんのマンガの寄せ集めだが、内容的にとても充実している。
営業をやっている私にとって、お金が利益がすべてに優先するという考えがあるのは仕方ないと思うが・・・。
この本を読むと、こうした考えが違うんじゃないかと自分を見直してしまった。
マンガで間接的に示唆されるので、直接指摘されるよりもかなりはっとさせられた。

手塚治虫作品のおかねにまつわる話の傑作選である。傑作選はこれまでもいろいろ出ているので、選者がどのように手塚の作品をよみこなし分析しているのか非常に興味を持ったため購入した。内容はがっかりで、手塚1作品につき選者の意見はほんの3〜4行。あとは話のあらすじばっかり。1作品読んだ後に、なぜまた選者による作品のあらすじをだらだら書くのか（まったく不必要、作品を読めば十分）？自分の意見をもっと書くべきである。要するに、選者の個性・ウリが皆無で手塚作品におんぶに抱っこ。金儲けだけの作品でありヒドイ。